国際指名手配中!11年前に起きたフランスで有名な未解決事件

2022.09.27

フランス 未解決事件テレビの特集番組で知った、フランスの有名な殺人事件があります。フランス人なら「あの事件ね。」とすぐ話が通じるほど世間を騒がせました。10年以上たった今でも容疑者は捕まらず、未だ定期的にメディアで取り上げられるほど注目されています。一体どんな事件なのでしょうか?この事件ご興味のある方はぜひ最後まで読んでください!

 

庭で母と子供4人の遺体を発見!父親は?

この事件の概要を大まかに説明します。2011年4月にフランスのナントという街で起こり、フランス語ではデュポン ドゥ リゴネス事件 ( Affaire Dupont de Ligonnès ) または、ナント殺人  ( Tuerie de Nante ) と呼ばれています。

行方不明の捜索願いを出されていたデュポン一家は、父、母、4人の子供の6人家族です。自宅の庭から母と4人の子供たち(13歳~ 21歳)の遺体が発見され、殺害事件として扱われます。

一体、誰が?何の目的で? 捜査を進めるうちに出てきた父親への容疑。しかし、父親は行方をくらまして11年が過ぎようとしています。

メディアの提供する写真から想像できるのは、経済的にも恵まれた仲の良い素敵な6人家族。そのイメージと、実際に行われた用意周到な殺害計画に大きなギャップを感じ、非常に衝撃を受けた事件です。真実はどこに?世間の注目が集まりました。

 

捜査で明らかにされる父親への強い疑い

フランス 事件世界指名手配中の父親の名前は、グザビエ デュポン ドゥ リゴネス ( Xavier Dupont de Ligonnès ) です。

父親に容疑がかけられている理由を挙げてみます。

・殺人に使われた道具(遺体が包まれたビニールなど)を購入したときの領収書が車から発見される
・隣人が、隠ぺいに使われたセメントなどの資材を事前に車から運び出す父親の姿を目撃している
・薬で眠らせそのあと銃2発での殺害とされており、その銃は父親のものである
・父親の仕事の関係でオーストラリアに急遽引っ越すことなったことを、子供の学校などに父親自身が手紙を送っていた
・犯行当初、家の中はきれいに片づけられ、壁に飾ってあった家族写真などはすべて取り除かれていた
・犯行の数週間前、ハンティングの知識がある親戚に野生動物の死体処理の仕方を詳しく聞き出していた

単独犯行か共謀者がいたかも不明ですが、事件発覚前と発覚後の行動は父親であるグザビエが事件に関与している疑いを強めています。

 

捜査で浮上する父親の人物像と事件後の行方

父親グザビエの人物像

写真からは優しそうな印象を与えるグザビエですが、彼には捜査で明らかにされた別の顔がありました。まず大きく注目されたのは、彼が金銭的な問題を抱えていたことです。

グザビエは自分で会社を立ち上げ、営業という名目で出張も多かったようです。しかし、妻も子供たちも彼がどんな仕事をしているのか知らなかったといいます。

入院中の実父の口座から勝手にお金を引き出したり、グザビエに思いを寄せていた友人A氏の家から宝石などを盗み出す、愛人から多額のお金を融資してもらう、妻の相続した遺産を使い込むなど、とにかくお金に困っていました。

金銭的に追い詰められたグザビエの叫びは手紙に残されており、家族を巻き添えにして彼自身もどこかで命を絶ったという説もあります。

事件後のグザビエの行方

犯行後のグザビエの足取りでわかっていることは、まず高級ホテルで1泊し、その翌日は格安ホテルに泊まっています。そこに車を乗り捨て、銀行のATM防犯カメラに映った姿を最後に消えているのです。

これの行為さえも全てグザビエの計算の上なのではないかとささやかれています。そして、彼をいろいろとサポートしていたと思われるA氏は事件の数年後に自殺…。

敬虔なクリスチャン一家

私が見た特集番組では、もう1つの重要なヒントとして一家が敬虔なカトリック信者だったことを挙げていました。

グザビエの妻はカテシズム ( catèchisme ) と呼ばれるキリスト教学を自宅で教えており、グザビエ自身もクリスチャン一家で育ったと紹介されています。

また、遺体には十字架のアクセサリーが一緒に埋められていました。友人A氏から金目の物を盗み出した時も十字架のネックレスだけは残していたそうです。

そのようにグザビエのとった行動と信仰心には深い関係があると捉えられているのです。どこかの修道院にかくまってもらっているのではないかという説までありました。

 

意味深なメッセージ?枕元で発見された本

家宅捜査中にグザビエの枕元で発見された本のストーリーが意味深だと言われています。殺人を犯し、行方をくらました主人公が全く別の人生を歩んでいるという内容だったと報告されています。

聞き込み調査に協力したグザビエの知人たちは、みな口を揃えて「彼はどこかで生きているに違いない。」と言っています。グザビエは本のストーリーと同じ道をたどっているのでしょうか。

 

まとめ

数々の証拠が残されているにも関わらず、真実は未だに不明。この11年の間に多数の目撃情報が寄せられています。人違いで別人が逮捕されたりと、未だ捜査は継続中です。命を奪われた母と子供たち4人のことを思うと心が痛みます。犯人がどこかで別の人生をやり直しているとしたら、どのような思いで日々を過ごしているのでしょうか?この事件のドキュメンタリー番組が動画でいくつも挙げられています。フランス語ですが興味のある方はぜひ視聴してみてください。

執筆YUKO

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