フランス語の新聞は読解力や表現力の向上に最適の教材です。難しいイメージがあるかもしれませんが、基本は日本の新聞と同じ。気になる分野から、少しずつチャレンジしてみましょう!
新聞を読むときに心がけたい、コツを伝授します。
コツ1:好きなカテゴリから読む
フランス語で新聞のカテゴリは「rubrique」といいます。日本の新聞と同じように、「政治(Politique)」「社会(Société)」「スポーツ(Sport)」といったカテゴリがあります。
これら全てに目を通そうとすれば、かなりの時間がかかってしまうでしょう。また、馴染みのないテーマについての記事を読むのは労力を要します。
筆者がおすすめするのは、興味のあるカテゴリを絞って読むことです。幾多あるニュースも、数日間読み進めていくと、一つのストーリーのようになっていることに気が付くと思います。まずはひとつのカテゴリの記事を選び、同じテーマのニュースを数日続けて読んでみると良いでしょう。
経済面は理解しやすい
馴染みある分野は人それぞれですが、筆者がまずおすすめするのは経済面(Economie)です。
難しい内容が多そう・・・という心配はご無用!フランス企業や多国籍企業の固有名詞が多く、内容をつかみやすいのです。
また、経済面の内容は、業績の報告や経営者の交代、新事業の紹介など比較的限られています。例えば化粧品会社なら、”アジア事業を強化した結果、業績が伸びた”とか、”オンライン販売で中国企業と提携する”といった内容が代表的です。
フランスには食品やアパレル分野の企業が多く、日本人にも広く知られています。大手企業の話題からチェックしてみましょう!
国際面もチェックすべし
国際面(International)も、読みやすいカテゴリです。各国の問題や大きな国際会議などは日本でも報道されているからです。
また、日本やアジアに関する記事は内容の予測がつきやすいですね。フランスならではの視点を学ぶこともでき、おすすめです。
コツ2:日本の新聞に目を通してから読む
フランス語で読む前に、さらっと日本の新聞でニュースを確認しておくと、理解のスピードが格段に上がります。
試験ではないので、ある程度の内容を把握してからフランス語を読めば、同じ内容を違う角度から報じていることに気づいたり、知らない単語でも意味の推測ができたり、利点が沢山ありますよ。
幸い、日本とフランスには時差があります。筆者はこれを利用して、朝に日本の新聞、お昼休みにフランスの新聞という風に読んでいます。
まとめ
難しいイメージのある新聞記事ですが、読みやすい分野からチャレンジしたり、日本の新聞をチェックしたりすれば読むのが楽に、楽しくなるはず!
執筆あお