岸田首相、パリのノートルダム大聖堂を訪問

2023.01.12

ノートルダム大聖堂 パリ 冬1月9日(月)夜、ヨーロッパと北米を訪問中の岸田首相は、マクロン大統領の案内で、パリのノートルダム大聖堂を訪問しました。

 

ヨーロッパ・北米の訪問

岸田首相は9日にフランス、10日にイタリア、11日にイギリス、そして今後カナダと米国を訪れます。この訪問の目的は、2023年5月に広島で開催される予定のG7サミット(首脳会合)に参加する各国の国家元首と再会することです。

約半年ぶりの再会

今回、岸田首相がマクロン大統領と会うのは約半年ぶりとなります。直近では、2021年6月、岸田首相はG7サミットのためドイツで会談、2021年7月には安倍元首相の追悼のため電話会談を行いました。

フランスと日本は「特別なパートナーシップpartenariat d’exception」と表される、緊密な外交関係を維持しています。

 

ノートルダム大聖堂への訪問

ノートルダム大聖堂は、2019年4月の大火災(こちらの記事)以来、再建工事を行っています。

特別に案内

岸田首相は今回、マクロン大統領との夕食と会談に先立ち、工事中のノートルダム大聖堂を訪れました。マクロン大統領が、工事開始後のノートルダム大聖堂を外国の国家元首に案内したのは、今回の岸田首相が初めてといいます。

訪問後にマクロン大統領は、ノートルダム大聖堂は「逆境に対する、再建への意志のシンボル」であり、「遺産にかんするフランスの並外れたノウハウを示すことができた」、とコメントしています。

ノートルダム大聖堂は2024年までの完成を目標としています。

日仏首脳会談

岸田首相とマクロン大統領との会談では、フランスが、G7サミットの議長を務める日本をサポートし、ウクライナを支援するG7サミットの行動へ協力することへの意志を示しました。

また、エネルギー問題、安全保障、振興テクノロジー、また文化外交にかんする二国間の協力に加え、インド太平洋地域の課題に協働して取り組むことを確認しました。

G7サミットの成功に向け、まず初めに岸田首相がフランスを訪問したことは、日本とフランスの緊密な関係を示しているように思います。

執筆あお
在フランス日本国大使館 岸田総理大臣のノートルダム大聖堂訪問
在フランス日本国大使館 日仏首脳夕食会及び会談
在フランス日本国大使館 外交政策ニュース

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