フランス 屋内でのマスク着用、ワクチンパスポートなど3月14日より廃止

2022.03.10

マスク ゴミ箱3月8日(水)、エリザベット・ボルヌ(Élisabeth Borne)労働大臣は、3月14日(月)より会社内でのマスク着用義務の廃止や、レストランや公共交通機関で提示が義務付けられていたワクチンパスポートの廃止などを発表しました。

 

企業への感染対策ガイドラインを廃止

ボルヌ大臣は、民間テレビTF1(Télévision française 1)の番組において、3月14日から企業に対する感染対策措置を解除することを発表しました。

これにより、屋内でのマスク着用、ソーシャルディスタンス確保などの規定が廃止されます。

2年間の役目を終える感染対策ガイドライン

これらの感染対策措置は、2020年4月から義務付けられてきたもので、約2年ぶりに勤務環境が「通常通り」に戻ることになります。フランス政府が発表している、感染対策に関するガイドラインは全面的に廃止となり、今後は通常時のガイドラインが適用される予定です。

なお、ウイルスの感染は終わっていないことから、手洗いや消毒、換気などは続けて推奨されます。また、個人の希望でマスクを着用することも可能です。

 

ワクチンパスポートの廃止

フランスでは、2022年1月24日より、それまでの「衛生パスポート」に代わり「ワクチンパスポート」が導入され、2月中旬からはその取得要件を厳格化していました(こちらの記事)。

現行の制度では、3回のワクチン接種を終えなければワクチンパスポートを取得できず、レストランやカフェ、映画館や劇場、ジム、公共交通機関などへの入場にはワクチンパスポートの提示が義務付けられています。

フランス政府は3月14日以降、このワクチンパスポートをフランス全土で廃止することを発表しました。

 

屋内でのマスク着用

ワクチンパスポートの廃止に加え、学校や商業施設などでのマスク着用義務も廃止されます。しかし公共交通機関と、医療機関や老人ホーム、障害者施設などでは、これまで通りマスク着用が義務付けられます。

屋外でのマスク着用義務は2月初頭より解除されているため、いよいよ本格的に「脱・マスク」の生活に戻ることになりそうです。

執筆あお

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