フランス保健大臣 変異種を警戒「布マスクやめて」、ワクチン接種夏までに全国民に

2021.01.22
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フランス保健大臣「手作りマスクはやめて」

1月22日(金)、フランス保健大臣オリヴィエ・ヴェラン(Olvier Véran)氏は、夜間外出禁止18時からの前倒しから1週間たった昨日21日、出演したテレビニュース番組で、変異種により警戒がさらに強まる新型コロナ対策の現状を説明しました。

 

一日200〜300人がイギリス型変異種、状況悪化なら《3度目のロックダウン》必須

ヴェラン保健相によると、現在フランスにおける新規感染者のうち1%〜1.5%がイギリス型の変異種に感染していることがわかっています。これに関して、フランス保健局は感染経路の割り出しを行なっています。

感染拡大状況全体については、「夜間外出禁止時間の前倒し(20時からを18時からに)が最初に導入された地方では、病床の逼迫が軽減されるといった一定の効果が出ている」と評価しつつも、「状況が悪化すれば3度目のロックダウンは避けられないだろう」と、ロックダウンの可能性を否定しませんでした。

一方で大臣は、「我々も厳しいロックダウンをすれば効果が現れるのはわかっているが、もうしばらく夜間外出禁止にとどめ、効果をみる」と、ロックダウンの導入は今の所先送りし、回避に手を尽くしていると語っています。

 

布マスク、手作りマスクは不十分、「フィルター力高い」不織布マスクを

ヴェラン大臣は、フランス高等国民健康諮問機関(Haut conseil de santé publique)の見解として、「布マスク、手作りマスクはウイルスのフィルター機能が不十分」であることから、フィルター機能が90%以上の《カテゴリー1》の不織布マスクの使用を強く推奨しました。

氏によると、「感染拡大当初の様なマスク不足は既に昨年半ばには解消され、市井には安価な不織布マスクが十分に供給されて」おり、感染力の強い変異種の拡大を阻止するためには、フィルター機能の高いマスク着用への切り替えが必要となります。

既にカテゴリー1のマスクは巷のスーパーに出回っていますが、同じ不織布マスクでもフィルター機能が70%の《カテゴリー2》も販売されているため、購入時にはパッケージを注意して見る必要があります。

政府は昨年同様、マスクの購入が経済的に困難な600万人に対し、約4500万枚のマスクを送付したと発表しています。

 

夏までに7千万のフランス国民全員にワクチン接種を

複数の接種会場が「オーバーブッキング気味」で接種に時間がかかっている、という一部の批判を受け、ヴェラン大臣は「フランス人は伝統的に遅延している列車の話をするのが好きだ」と皮肉混じりの前置きをした後、「ワクチン接種の95%は予定通りに行われている」と反論しました。

大臣によると、ワクチン接種のスピードは日に日に上がっており、今月末には140万人程、3月末には900万人、4月末には2,000万人と増え続け、8月末には約7,000万人のフランス国民の接種が完了する予定になっています。

また、2月末までに追加50万箇所の接種会場の開設が検討されていることも示唆しました。

 

EU圏からの入国にもPCR検査陰性証明が義務、21日から

既にEU圏外からのフランスへの入国には出発前72時間以内のPCR検査による陰性証明が必要ですが、1月21日よりEU圏内からの入国者にも適用されます。(EU圏外からの入国者は、出発前の検査に加え到着後7日間の自主隔離を経て、再度PCR検査が義務となっています)

但し、国境をまたいだ通勤者や、トラックや交通機関の運転手などは例外的に免除されます。

執筆:マダム・カトウ

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