エッフェル塔、従業員ストライキで8月2日臨時休業

2018.08.02
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エッフェル塔スト
8月1日16時よりエッフェル塔の従業員がストライキに突入し、本日8月2日も閉館となりました。夏休みという観光ハイシーズン中の突然の閉館に、観光客の失望と怒りを買っています。

 

年間6百万人、多い日は2万人の観光客で長蛇の列

2017年には620万人が訪れたエッフェル塔は、フランスでもっとも観光客の多い歴史的建造物の一つです。

エッフェル塔には2つの入り口が設けられています。一つは入場時間を予約した事前購入者のための入り口、もう一つは予約のない当日券の為の入り口です。ここから2階の展望フロアまでエレベーターで上ります。
エレベーターの定員は90名、よって多い日は1日約2万人が訪れるエッフェル塔の入場にはかなりの時間を要します。

 

混雑解消に作ったはずの予約専用入り口が仇に

エッフェル塔の運営会社(La Société d’Exploitation de la Tour Eiffel (SETE))は、この混雑を解消するため、入場時間を指定して予約する事前予約購入券の割合を20%から50%に引き上げ、さらに2つの入り口のうち1つを予約者専用に変更しました。

ところが、これが混雑を悪化させ待ち時間を長くする原因になった、と従業員の組合は発表しています。

 

混雑の悪化で従業員が疲弊

運営会社SETEは、 「新しい運営方法では一日1万枚の事前予約券を販売し、さらに 入場者誘導のため30名の追加人員を雇用した」、また「運営方法の変更に関しては、従業員の意見も聞くなど、コンセンサスを取った」、として新しい運営方法を正当化しています。

一方組合側は、会社が2つしかない入り口の一つを予約者のみに利用させたことで、当日券用入り口の待ち時間は長くなり、ピーク時には3時間待ちなどになる一方、同じ時間帯の事前予約者専用エレベーターは1時間待ち、ひどい時には数人を乗せたガラガラ状態で出発するなど、2つの入り口での入場者数の不均衡がさらに拡大している、と表明しています。

長い待ち時間は訪問客の不満を募らせ、さばききれない数の入場者に従業員は疲弊しているとして、組合側は会社に運営方法の変更、つまり2つの入り口を事前予約者、当日券の両方に開放した上で、事前予約者用の優先入場列を双方に作ることを要求しています。

 

8月1日の16時にいきなり閉館、観光客の怒り

8月1日にエッフェル塔を訪れた観光客は、「2時間半も待った挙句、16時に閉館を言い渡された」、「明日はヴェルサイユ宮殿、そのあと帰国するからもう来れない。登れなくてがっかり」、「昨日エッフェル塔のサイトをチェックしたが何も載っていなかった。こんなの酷すぎる」などの不満や失望、怒りの声をあげています。

中には「フランスはどうせいつもストばかりやっている」と、皮肉を言っている人たちも見受けられました。

一方、エッフェル塔側は、同社サイトやSNSでスト状況を発信していると主張し、事前予約者はメールを確認するように呼びかけています。しかし、実際のところサイトにはストに関する明確な記載は無く、引き続き観光客の混乱を招いています。

SETE社は本日、「訪問客の皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありません。現在、従業員との話し合いが進められており、なるべく早く問題を解決して営業を再開したいと思います」と、発表しています。

ちなみに、エッフェル塔は2017年にも数回にわたり従業員のストで臨時休業しています。

エッフェル塔のサイトはこちら

執筆:マダム・カトウ

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