2015年11月13日に死者130名、負傷者300名以上をだした、パリ同時多発テロの実行犯の唯一の生存者である、サラ・アブデスラム(Salah Abdeslam)容疑者が、29日(火)朝、予審判事の尋問を受けるために、収監されているパリ近郊のフルーリー=メロジ(Fleury-Mérogis)の刑務所を後にしました。判事は、サラ容疑者がほかの共犯者の存在に関する情報を持っているものとにらんでいますが、4月27日にベルギーからフランスへ移送されて以来、沈黙をつづけています。司法当局は火曜日、サラ容疑者は判事の尋問に対して応じることをあらたに拒否している、と発表しました。
執筆:Daisuke