13日(金)、パリ市は2024年までにディーゼル車の、そして2030年までにガソリン車の乗り入れを完全に禁止すること目標にする、と発表しました。
フランス政府は今年7月に、二酸化炭素排出削減のため、2040年までにディーゼル・ガソリン両車の販売を終了すると発表していましたが、パリ市はそれを10年前倒して行う予定です。2024年の夏季オリンピック開催にあわせ、ディーゼル車の乗り入れ禁止から取り組みを開始します。
これに伴い、充電用の電気ステーション、パリ入口の駐車場の充実、自転車専用道の拡充などのインフラの整備、とりわけ公共交通機関の改善が急務となります。2024年のオリンピック開催に向け、新たに4線の鉄道の建設が予定されていて、それらを含むすべての予算は280億ユーロ(およそ3兆7000億円、1ユーロ132円計算)を超えるとみられています。
澄み切った青空がパリの上空にやってくるのも、そう遠くないかもしれません。
執筆:Daisuke