今回のお題はクイズのようなもの、しかも勘で答えていただくしかない!でも知っておくとフランス人に「おぉ!」と一目置かれそうな一言です。さて、フランスでたくさん(beaucoup)を表す数字とは何でしょう?
理由は不明だけど
数字は星の数ほど、というか無限にありますね。ヒントは:50より下で、同じ数字を2つ掛けたもの
(●×●=◎)候補は8つに絞られましたね。正答の確率は8分の1!さあ気になる答えは・・・
★★ 36 ★★(trente-six)
Pourquoi ? うーん、いろいろ調べたのですが、「コレ!」という説明にはまだ出逢えていません。ただ、2つのサイトで以下の表記を見つけたのでコピペしますね。
– Le nombre 36 est parfois synonyme de “beaucoup”.
– trente-six : nombre utilisé pour désigner
un grand nombre indéterminé.
理由はともかく、この「36」が入った使えるフレーズがこちら!
Il n’y a pas 36 solutions.
「そんなにたくさんの解決策は無いよ」という意味です。
” beaucoup de solutions ” の代わりに「36」を入れるだけで、ぐーっとフランス人っぽい自然な言い方に変わっちゃいます!是非フランス人の前で試してみてください。ただし、副詞として使われる「beaucoup」とは交換不可能ですよ〜。
例えば、Il travaille beaucoup. → Il travaille 36. とはなりませんのでご注意を!
厳密に言うなら、36 = beaucoup de ですね!
さらに、フランス人に聞いたところによりますと、この「36」が「beaucoup de」の意味を表すのは否定文のみだそうです(これは私も注意していませんでした〜)!なので、
Il n’y a pas 36 solutions = そんなにたくさん解決策はない。ですが、
Il y a 36 solutions = 解決策が36ある。となり、「たくさん」という意味では解釈されないそうです。
あとがき
なるほど、奥が深い(汗)! 改めて重要なポイントを整理しますと、36は「否定文」において「beaucoup de」の意味を持つ。これで大丈夫でしょう!
執筆 Miwa