” Casse-tête ” 日本語でどういう意味?

2017.12.12

クリスマスプレゼント

今回の「一言フランス語」は “un casse-tête”、何を意味するでしょう?

 

頭を壊すとは!?

例えばこんなシチュエーションで使われます。

1年の最後の月といえば12月。12月といえば西洋人(特に子供たち)にとって大切なイベント、Xmas(フランス語ではNoël「ノエル」)が待っていますよね。そしてXmasに欠かせないものといえば、ツリーはもちろんですがその周りに置かれるプレゼント!フランスでは子供だけでなく大人にも、家族の一人一人にプレゼントを用意するので、25日の朝には100個近くのプレゼントが並ぶことも珍しくありません!

当日まで2週間を切った頃、街中はプレゼントを探す人でごった返しています。家族皆へのプレゼント探し、楽しんでこなす人もいれば、こう呟く人もいそう・・・

Trouver un cadeau pour tout le monde,C’est un vrai casse-tête !

さてこの一言、皆様はどう解釈されますか?
” casse ” は動詞の  casser 「壊す」+  tête  は名詞の「頭」=「頭壊し」!?  まあそういう推測で正解! 頭を痛める難題という意味で使われます。

たしかに、毎年家族の一人一人にプレゼントを選ぶって、大変なことですよね?気に入ってもらおうと思えばなおのこと!しょっちゅう顔を合わせる相手ならまだ好みもわかりそうですが、年に一回Xmasのときだけ会うメンバーもいるわけで・・・それゆえ私たち夫婦にとっては、この時期のプレゼント探しは正直なところ楽しみというより、un casse-têteです(苦笑)。

ちなみに ” casse-tête ” で画像検索をしたところ、こんな変わったオブジェが沢山ヒットしました!

casse-tête

こういう複雑怪奇な木のパズルなども ” casse-tête ” という名前だそうです。うーん、見るからに納得。一度分解したら最後、元に戻すまでに頭が壊れてしまいそうです(苦笑)。

最後に、” casse-名詞 ” は他にもいくつかあるので、日常生活でよく使うものをご紹介しておきますね。まずはこちら、

un casse-noix(カスノワ)= くるみ割り器です。

くるみ割り器

フランスではくるみを殻ごと大量に買って、家で割りながらおやつ感覚で食べる人が多いんですねー。こんなに沢山のくるみ、日本ではなかなかお目にかかれない光景ですよね?割りたてのくるみは新鮮?で美味しいです。

続きまして、これもよく耳にする言葉です。un casse-croute(カスクルートゥ)

カスクルートゥ

うーん、でもこれはどういう意味でしょう? ” la croute ” はここでは「パンの皮」を指すのですが、「パンの皮を壊す→腹ごしらえに軽く食べる」という解釈ができるので・・・「軽食」を意味する言葉なんですね〜。サンドイッチという意味でも使われるみたいです。まさに軽食!

 

あとがき

というわけで、「一言フランス語」いかがでしたでしょうか? ” un casse tête “、日常会話でよく使えそうですよね? 例えば・・・

Maîtriser la langue française, c’est un vrai casse-tête !
(フランス語をマスターするのは、本当に無理難題!)

学習者には耳が痛いフレーズですね、私にとっても然り。ではでは、à bientôt !

執筆 Miwa

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