突然ですが皆さん、こんな経験はありませんか?
あ―――、あれ、あれ、あれ、何て言うんだったっけ?えっとほら、なんとか。えっと、えっと・・・あーもう「喉元まで出かかっているのに!!!」
日本は「喉」フランスは「舌」
こういうもどかしさ、皆さん何度となく経験おありのはず。さてこの表現、フランス語では次のように言うのです!
J’ai quelque chose sur le bout de la langue !
舌の先っぽに何かを持っている
と、直訳はこうですが言いたい事はお分かりですよね?「言いたい事が口から出て来ない!」言葉がつっかえている場所が喉元ではなくて「舌先」なのがフランス式?
どうしても思い出せない時は・・
ちなみに「quelque chose」を別の名詞に置き換えれば
Ah….. j’ai son nom sur le bout de la langue….
「あ〜〜〜彼の名前って何だったっけ…」となります。どうしても思い出せない場合は、こう聞いてみましょう。
Il s’appelle comment, déjà ?
この déjà ですが「既に」という意味がありますね?(既視感・デジャビュ・déjà vuの デジャ!)
こいつがまた便利なヤツでして、déjàを文の最後に入れることで「もう知っているんだけど、なぜか思い出せないんだよね。」「既に一回聞いているんだよね。」「それは覚えているんだけど・・」なんてニュアンスがぐぐっと入ります!
「彼のお名前は何ですか?」という質問がdéjàを最後にくっつけるだけで、「彼のお名前は何でしたっけ?」に早変わりです!
あとがき
なんども訪ねて失礼かしら?なんて思う時など、この表現は便利ですよね。ぜひ表現の引き出しに入れておきましょう。
執筆 Yasko