11月2日(水)、フランス各地でコロナウイルスの感染が再拡大している現状から、フランス政府は11月8日の週から再び39の行政区画でマスクの着用を義務付ける方針を示しました。対象となるのは、10万人あたりの感染者数が50名を超える地域です。
コロナ第5波か
フランス公共衛生局(Santé publique France)による11月1日時点の統計によれば、フランス全土における感染者数は10月18日から24日までに14%上昇しました。10万人あたりの感染者数が50名を超える県(départment)はフランス全101県中60県にのぼります。
マスク着用義務の解除から約1ヶ月
フランス政府は、教育機関に対するコロナ感染対策のプロトコルを、県ごとの感染者数に応じて4段階に区別しています。
10月4日以降は、5日間連続して住民10万人あたりの感染者数が50人以下の県(警戒レベルが最も低い「緑」)で、小学校での生徒のマスク着用義務が解除されました(教員にはマスク着用義務があります)。
運動などの活動については、屋内外にかかわらず活動制限を設けていません。
なお上記の制限は小学校のみにかかわり、幼稚園ではマスク着用の義務はありません。また、中学校や高校では原則としてマスク着用が義務付けられています。
11月8日以降のマスク着用義務
フランス政府報道官のガブリエル・アタル(Gabriel Attal)氏は、閣僚会議を経て、11月8日の週から39県で生徒のマスク着用を新たに義務付ける方針を発表しました。すでにマスク着用を義務付けている22県でも措置は継続され、合計61県でマスク着用が義務付けられることになります。
アタル氏は、感染者数を基準に警戒レベルを判断することについて、「制限措置を緩和できる時が来れば、すぐにそうする」と説明したうえで、「このような判断基準は、良い状況にも悪い状況にも適用されるのであって、残念ながら状況が悪化する場合には、すぐに相当の制限措置をとらなければならない」と述べています。
秋休み直後より適用
フランスの多くの学校は、10月末から11月頭にかけて、多くの場合2週間を「秋休み」としています。これは11月1日の「諸聖人の祝日」(la Toussaint)に由来する休暇です。
よって今回の措置は、秋休み明けすぐに適用されるもので、中には仏南部ロゼール(Lozère)県のように、秋休み中からマスク着用が義務付けられることになる地域もあります。
執筆あお
参照
フランス 政府 Informations Coronavirus, Point de situation, Education
フランス国民教育省 Covid19 Mesures pour les écoles, collèges et lycées : modalités pratiques, continuité pédagogique et protocole sanitaire