日常生活で馴染みのあるスーパーでの買い物ですが、今回は、フランスのエコバッグ事情をレポートします。買い物した商品を入れる袋にはどのような種類があるのでしょうか?お土産におすすめのエコバッグもご紹介します。
フランスのエコバッグ事情!レジ袋は有料
街中にある小規模のお店や郊外に広々とした売り場がある大型スーパーなど、生活環境に合わせて沢山の店舗がフランスにはあります。フランスの風物詩でもあるマルシェでの買い物も忘れてはいけません。そして、どのお店に行くにも忘れてはならないのがエコバッグです。
マルシェでは、籐のかごを持ってくる人を多く見かけますが、スーパーではエコバッグを2枚ほど持参する人がほとんどです。現在、袋を無料配布するスーパーはなくなりました。袋が必要な時は、レジ横に置いてある袋を有料で購入するのです。
この取り組みにすっかり慣れたフランス人達は、必ずエコバッグを持参しています。このエコバッグ、フランスでは「買い物用の袋」という意味のサック ド クース ( sac de course ) と呼んでいます。
バリエーション豊富なエコバッグの種類
買い物用エコバッグはカンバス型といって、横長の長方形で厚手のビニール生地素材のものが定番です。平らに折りたたむことが簡単にでき、とても軽いのが特徴です。
また、各スーパーでもオリジナルデザインのエコバッグをレジ横で販売しています。お値段は2~5€位です。「袋を忘れてしまった!」「買い物が多すぎて袋が足りなくなった!」という場合でも買い易い値段といえます。
フランスでは、買い物をした商品をレジの人ではなく、お客さんがその場で袋詰めするシステムになっています。この作業が結構忙しい!そんな時、この長方形の大きなエコバッグだと、口が広くスムーズに袋詰めができて大変便利なのです。
最近ではご当地エコバッグまで出てきました。各地方の美しい風景の写真が取り込んであるデザインが多いです。例えば南フランスならラベンダー畑、アルプス地方なら雪景色や山小屋などです。バカンスで訪れた先の思い出として買っていく人も多いのでしょう。
また、遠足などの課外活動の資金を得るために、学校がオリジナルのエコバッグを販売することもあります。これは各生徒が書いた絵と名前がプリントされたりして、父兄向けの限定販売です。子供達の可愛らしいイラストのお陰で、なかなか味のあるエコバッグに仕上がっています。
プチプラ土産としておすすめのエコバッグはこれ!
定番のカンバス型以外にも、小さく折りたためる薄いビニールのエコバッグもスーパーでよく見かけます。私が定期的にチェックをいれているのが、全国展開しているスーパーモノプリ ( MONOPRIX ) のエコバッグです。
こちらは色の種類が豊富で、シーズンによっては可愛らしいデザインのエコバッグに出会えたりします。価格は1~2€位で、かさ張らないので日本へのお土産に買っていくこともあります。とってもおすすめです。
まとめ
フランス人の生活にすっかり定着したエコバッグ事情はいかがでしたか。お気に入りのエコバッグを持つと買い物も楽しくなりますし、無駄な袋を家に持ち込まないのですっきりと暮らせます。ぜひ買い物のお伴に、お気に入りのエコバッグを取り入れてみてくださいね。
執筆 YUKO