28日(火)午前11時45分頃、パリ17区の高級住宅街、トクヴィル通り(rue de Tocqueville)にある宝石店「Olivine」に、拳銃で武装した男が侵入し、従業員を脅したうえ30余りの高級時計を奪って逃走しました。
男は店の外で待っていた共犯者とともに、スクーターで逃走しました。被害額はおよそ10万ユーロ(およそ1320万円、1ユーロ132円計算)に上ります。この事件によるけが人は報告されていません。
現場は、有名な観光名所のモンマルトル(Montmartre)やムーランルージュ(Moulin Rouge)からほど近い高級住宅地で、観光客もおおく訪れます。お昼前でたくさんの人で賑わっていた現場一帯は、一時騒然となりました。
現場はモンマルトルやムーランルージュからほど近い高級住宅地(Google Map より引用)
犯人は今も捕まっておらず、現在、強盗専門の治安組織(BRB、La Brigade de répression du banditisme)によって捜査が進められています。
パリではここ数年、宝石店を狙った強盗が相次いでいて、2年前にはエリゼ宮(Palais de l’Élysée)からわずか40mにある高級ブティック「ショパール(Chopard)」が強盗に狙われ、およそ100万ユーロ(およそ1億3200万円)の被害に遭っています。
パリを訪れる際には、最新の情報を常に入手し身の安全の確保に努めてください。
執筆:Daisuke