自転車シェアリングサービス Vélib’ スタンド閉鎖で大混乱

2017.11.27

velo※写真はイメージです。実際のVélib’とは関係ありません。

パリ市とイル=ド=フランス(Île-de-France)地域圏の市民や観光客の重要な移動手段である、自転車シェアリングサービス「Vélib’(ヴェリブ)」。2018年1月1日より新たに導入される電動アシスト付き自転車、通称ヴェリブ・エレクトリック(Vélib’ électrique)に対応する為、現在、すべての自転車スタンドが随時改装されていますが、その工事に伴い、パリでは大混乱が起きています。

パリ市とその周辺には、1,700か所以上の自転車スタンドがありますが、現在までに改装工事が終了したのは、そのうちの1/3以下の537か所にとどまり、1月1日までにすべてのスタンドが対応できるかは不透明な状況です。また、改装工事に伴い、域内の半数以上のスタンドが同時に閉鎖されているため、加入者が利用できない、返却できない、などの混乱が生じています。

更に追い打ちをかけるように、Velib ‘を管理しているJC Decauxの子会社、Cyclocityの多くの従業員が現在ストライキを実施していて、およそ1,200のスタンドが閉鎖され、故障した自転車の修理も放置されています。改装工事が完了したスタンドでも、アクセスできない、作動しないなどの技術的問題も数多く報告されていて、問題の解決には時間がかかりそうです。

すべてのスタンドの改装工事が終了し、問題なく使用できるようになるのは、春先になるとみられています。パリでヴェリブを利用する予定がある方は、あらかじめ情報を確認しておいた方がよさそうです。

11月4日の記事⇒「自転車シェアリングサービス Vélib’ に新顔が仲間入り!料金は…?」

執筆:Daisuke

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセは、プロの講師によるマンツーマンのスカイプレッスンが1回1500円~受講できます。いつでもどこでも手軽に受講できる利便性と生徒一人一人にカスタマイズされた質の高いレッスンが好評です。→フランス語無料スカイプ体験レッスンはこちら メールマガジンであなたのフランス語学習をサポートする情報をお届けします。フランス語メールレッスン