パリとイル=ド=フランス(Île-de-France)地域圏で導入され、市民のみならず観光客にも人気の高い自転車シェアリングサービス「Vélib’(ヴェリブ)」に新タイプの自転車が導入されます。
新しく導入されるのは、日本では既にお馴染みの「電動アシスト」付き自転車(vélos à assistance électrique)です。この新しいヴェリブは、市民の間では既にヴェリブ・エレクトリック(Vélib’ électrique)と呼ばれ、坂の多いパリの移動には欠かせない、と期待されています。
現在の登録料は、1日1.70ユーロ(およそ224円、1ユーロ132円計算)、7日の場合は8ユーロ(およそ1,060円)で、最初の30分は無料で利用でき、30分以内にスタスィオンとよばれる自転車置き場に返却すれば利用料金はかかりません。継続して利用する場合は30分ごとに1ユーロの利用料金が加算されます。
一方、電動アシスト付き自転車を利用する場合、最初の30分で1ユーロ、その後は30分ごとに2ユーロずつ加算されていきます。それぞれの自転車を1時間半利用した場合、通常の自転車は合計2ユーロ(およそ264円)、電動アシスト付き自転車の場合は5ユーロ(およそ660円)の利用料金がかかります。
今回の電動アシスト付き自転車導入に伴い、新たな料金が設定されます。
2018年1月1日から、現在29ユーロ(およそ3,830円)の年間登録料が、37.20ユーロ(およそ4,910円)に大幅に値上がりします。また、月額登録料が新たにくわわり、通常の自転車の場合3.10ユーロ(およそ410円)、電動アシスト付き自転車の場合は8.30ユーロ(およそ)1,095円です。どちらを利用した場合も、最初の30分を無料で利用できます。
執筆:Daisuke