今回は、 Ciné concert(シネ・コンセール)についてご紹介します。シネ・コンセールと聞いて「Cinéma(シネマ)=映画館」+「Concert(コンセール)=音楽会」の組み合わせだということには、フランス語が少しわかる方なら気が付きますよね!
シネ・コンセールとは
シネ・コンセールがコンサートの1ジャンルを表す言葉だということをご存知な方は少ないかもしれませんね。この言葉(とそれが示すジャンル)は、2000年頃には存在していませんでした。
どういうコンサートかというと、ホールに映画を映し出し(無音ながら、多くの場合、字幕つき)、それに合わせて、オーケストラが生演奏で音楽を奏でるというもの。無声映画時代には、実際にオーケストラがスクリーンに合わせて演奏していたことを思うと、実にノスタルジックな現象ですね。
シネ・コンセールで演じられたものは?
フランスでこういうコンサートがポピュラーになってきたのは、2010年頃のようです。実際に演じられたものを見ると・・・
『スター・ウォーズ』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『タイタニック』、『ウェスト・サイド・ストーリー』などです。なるほどさぞかしオーケストラと合うだろうと思える演目ばかり。フランス、リールでは『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』が公演されました。演奏したのはリール国立オーケストラ。
リールのシネ・コンセールの情報
場所:Lille Nouveau siècle(ヌーヴォー・シエークル)
住所:6 Place Mendès France, Lille(グランプラスから徒歩5分)
機会があれば、映画でもなくコンサートでもない、Ciné concertを是非体験ください。