パリでは毎秋、一夜限りの現代アートの祭典『ニュイ・ブランシュ(白夜祭)』が催されます。今年(2015年)も10月3日の夜、パリ市内のそこここで多種多様なパフォーマンスが予定されています。
とはいっても、たった一夜のためにパリまで行ってられない…のは当然のこと。そんなあなたのために今回ご案内したいのは、日本で楽しめるフランス現代アートです。
京都でフランス現代アート展
というのも、パリの姉妹都市である京都でも同日『ニュイ・ブランシュ京都』が開かれるからです。
フランスの国外文化施設「ヴィラ九条山」
特に注目したいのは、フランスの国外文化施設の中でも最も重要なもののひとつである、京都の「ヴィラ九条山」で研鑽をつんでいるフランス人クリエイターたちの作品。
「ヴィラ九条山」自体も10月3日は展示場となり、一般に無料公開されます。
そのほか京都市内のおもな展覧会
そのほか、10月中に京都市内で楽しめる展覧会をご紹介しましょう。
オーロール・チブーのコラボ作品展
例えば、衣装アーティストのオーロール・チブー(Aurore Thibout)は京都で型染めや友禅の技術と出会い、その専門家とコラボレーションした作品を展示します。
場所:有斐斎 弘道館
住所:京都府京都市上京区 上長者町通新町東入元土御門町524-1
日時:2015年10月3日~11日、11:00~17:00
セリーヌ・シルヴェストルのコラボ作品展
また、宝飾アーティストのセリーヌ・シルヴェストル(Céline Sylvestre)は、日本人アーティストとのコラボによる作品を展示します。
場所:Gallery C.A.J.
住所:京都市中京区富小路御池下ル松下町129
日時:2015年10月3日~25日の13:00~18:00
マニュエラ・ポール・キャヴァリエの作品展
金箔造形作家マニュエラ・ポール・キャヴァリエ(Manuela Paul-Cavalier)は、日本滞在中に竹や漆とも親しみ、書道のテクニックも学んだことから新たな境地を開きました。その作品も鑑賞できます。
場所:白沙村荘 橋本関雪記念館
住所:〒606-8406 京都市左京区浄土寺石橋町37
日時:2015年10月1日~25日の10:00~17:00
ぜひ京都でフランス芸術を!
ぜひとも10月は京都でフランス芸術を堪能してください。
執筆 ゆき