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フランス語になった日本語!意味の違いがおもしろい!

2017.02.28.

「日本語になったフランス語」に続いて、今回はその逆「フランス語になった日本語」の話をしましょう。日本の認識とはちょっと違う捉え方をしていて「ちょっとそれは違うんだけどな・・・。」と思ってしまいますが、意外と日本語が浸透しいて感激しますよ。

 

日本の認識とちょっと違うタタミとサケ

畳私がフランスに初めて足を踏み入れた80年代によく聞いたのは、タタミサケタタミは日本の象徴のように使われていて、「日本の文化の影響を強く受けて日本的になる」意味のse tatamiser(ス タタミゼ)という動詞があると聞いたのは、まだ学生時代のことでした。もっとも、一般的に使用はされませんが。

ただ、タタミ自体は、道場のものが一般のタタミだと思われています。一度、筝曲の演奏会で、主催者が気を利かせて、道場のタタミを借りてきてくださったことがありました。ありがたいとは思うものの、汗の染みこんでいる代物で、急遽毛氈(もうせん)を敷いて凌いだものです。

蒸留酒サケのほうは、なぜか中華レストランで食後に出される強い蒸留酒のことを指します。今でも、ほとんどのフランス人が、サケは蒸留酒だと思っています。

日本酒の意味で「サケ」と使いたいときは、「蒸留酒じゃなくて、ワインと同じ発酵酒。米のワインよ」と一言付け加えたほうが誤解なく済むでしょう。

 

フランスで浸透している「ゼン」

インターネット契約の名前にもゼン・・・。フランスに住むようになった頃、割と新しい言葉として流行したのがゼン。日本では、マハーヤーナの一派である「禅宗」を指すのが普通ですが、フランスでは「静かな」「心の動じない」「くつろいだ」という意味で使われます。「ゼン」という発音をするからには、日本語から入ったはずで、おそらく、鈴木大拙の著書などが影響していると思われます。

一般にフランス人が仏教と聞いて連想するのはダライラマのチベット仏教であることを思うと、「ゼン」という言葉が、こうもフランス語に入り込んでしまったのは、不思議なことです。

「貴方にゼンな誕生日を!」と書かれたカードです。何しろ、携帯電話の料金体系に「ゼン」、庭の飾りに「ゼン」、道路の電光掲示板にまで「運転時にはゼンでいましょう」と表示されたり、今ではすっかりフランス語に入り込んでいます。

 

Kamikazeの意味

使い方は”Je suis zen.”と形容詞的に用います。昔から使われているけれど、これまた意味が異なるのがKamikaze。発音は、フランス語風に「カミカズ」となります。これは、自爆テロを指すのに用いられます

第二次世界大戦時の日本の神風特別攻撃隊から広まった言葉ですが、kamikazeだけが、=「特攻隊」の意味で一人歩きしているのを見ると、ちょっと複雑な気持になります。ちなみに、本来の語源である13世紀の元寇に関わる史実は、フランスでは全く知られていません。

 

スリミ

スシが国際的な料理となってからは、食品関係の言葉もフランス語にいろいろ入ってきました。中でも市民権を獲得したと思われるのはスリミ。日本でいうカニ風味かまぼこを指します。

 

柔道着も「キモノ」?

同じく、言いたいことは分かるけれど、日本人として使用がためらわれる言葉がキモノ。日本でいう着物を指す場合は事実ですし、浴衣も「キモノ」の一種なので許容範囲です。ポリエステル製のバスローブ風ガウンのことも「キモノ」。これも許しましょう。

しかし。柔道、剣道、空手などの胴着が「キモノ」…いや、それは違うのでは…と言いたくなってしまいます。ところが、スポーツ用品店でもちゃんと?kimonoと明記されているんですね、これが。

 

日本食のマキって何?

最近浮上しつつあるのは、ユズ。フランスのケーキ店にもユズ風味のものが使われることが出てきたようで、知る人ぞ知る日本の味覚としてその名が浸透しつつあるようです。注目してみてください。

また面白いのは、マキ。太巻きや細巻の意味なのですが、単に「マキ」と呼ばれています。「日本食好きよー。特にマキが好きなの!」と初めて聞いた時は、正直、何のことかわかりませんでした。これは、90年代にはまだ聞かなかった言葉の一つです。

最後に忘れてはならないのがマンガ。これも1990年代から広く知られるようになった言葉と概念です。

 

最後に

フランス語になった日本語は他にもたくさんあります。皆さんも目を凝らし耳を澄ませて、フランス語の中に隠れている日本語を見つけてみてくださいね。

執筆:ゆき

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