Nonを正しく理解して、ストレスのない会話をしよう

2018.03.22

non

フランス語で会話している時、返事の仕方で「あれ?Ouiで答えるんだっけ?Nonだっけ?」とまごついてしまうことはありませんか?

日本語の感覚をそのままフランス語に当てはめると、うまく訳せなかったり話せなくなることがよくあります。特に、否定疑問文に対する返事の仕方は日本語とフランス語では大きく異なります。

そんな時は、フランス語の持っている「特徴」をしっかりと理解することで、解決することができます。

 

フランス語での返事の仕方を正しく理解しよう

先ずは、日本語とフランス語の返事の仕方の違いについて確認しましょう。

日本語は「相手の発言に同意するかしないか」

日本語では、返事をする時には「相手の話を聞いているかどうか」「相手の『言っていること』に賛成するかどうか」で「はい・いいえ」どちらを言うかが決まります。

例えば…

A 昨日は暑くなかったですよね。
‐B はい、暑くなかったです。
‐B いいえ、暑かったです。

この時Bさんは、Aさんの言っている事に対して「同調する」か「同調しない」かで「はい・いいえ」を使い分けています。この時の「はい・いいえ」は、Aさんの「発言」が重要な要素となっていて、実際に「暑かった」「暑くなかった」という事実は関係ありません。

フランス語は「実際そうか、そうではないか」

一方、フランス語では、「実際にそうなのか」「そうではないのか」によって「Non・Si」を使い分けます。どのように言うのか確認しましょう。

A Il ne faisait pas chaud hier, n’est-ce pas ?  昨日は暑くなかったですよね?
‐B Non, il ne faisait pas chaud.   いいえ、暑くなかったです。(実際に暑く「なかった」)
‐B Si, il faisait chaud.  いいえ、暑かったです。(実際は暑かった)

日本語に訳すとどちらも「いいえ」となるため、日本語を母語とする私たちは少し混乱をしてしまいます。

この時、「Non」はAさんの言ったことに対して打消しや反対意見を述べているのではなく、「暑かった」「暑くなかった」の事実に対して、「暑くなかった」という意味の「Non」を使っています。

 

「何に対して否定しているか」を見極めよう

フランス語で会話をしていると、「Je ne suis pas d’accord avec toi. (いや、君には賛成できない)」と言われることがあります。私たちはこう言われると「自分そのものを否定された」ような気分になってしまい、必要以上に傷ついてしまうことがあります。

しかし、フランス人がこういう時、「あなたのその意見には賛成できない」という意味しかなく、「あなたそのものを否定している」わけではありません。

Friends chatting

フランスでは、「君の意見には賛成できないが、君がその意見を持つことは支持する」とよく耳にします。

フランス人は議論好きですから、ほんの些細なことでもひたすら議論することがあります。しかし、滅多なことで言い争いに発展することはありません。Nonと言ったとしても、あくまでも事実やその意見に対して「だけ」Nonと言っている、と覚えておきましょう。

 

最後に

フランス語を学習する際、否定疑問文に対する返答は「Non」「Si」!と無理やり覚えるのではなく、このNonは何に対して言っているのかな、とイメージするだけで今まで返事にまごついていたのがきっと解消されるはず。

また、フランス人と会話していて「どうしてそんなこと言うの?!」と傷つきそうになったら、ちょっと思い出してみてくださいね。

執筆:Daisuke

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