私がフランスで一番良く聞くラジオ局は、France Info(フランス・アンフォ)。その名の通り一日中ニュースを流していていつ聞いても最新ニュースがチェックできるので、インターネットが普及していなかったころは特に重宝しました。最も信頼できる情報を流すラジオ局のひとつとも言われています。
インターネットで聴けるラジオ
このラジオはインターネットでも聞けます。サイトはこちら。オンタイムでスタジオの様子が映像つきで流れるので「いつも聞いている声は、この人だったのか」という発見もあったりします。
さて普通のニュースだとフランス語の聞き取りが難しい、という方にぜひ試してもらいたいのがFrance Info Juniorです。6分程度の番組で、その時々の話題に合わせたテーマの専門家が小学5年生前後の子供たちの質問に答える形になっています。
毎回多彩なゲストが登場
例えば、パリ・ファッションウィークの時期には「モデル生活を赤裸々に綴った本の紹介」で紹介した本の著者Victoire Maçon Dauxerre(ヴィクトワール・マソン・ドーセール)が登場しました。
小学4年の子供たちの質問は
「モデルって毎日ファッションショーしているの?」
「お化粧するのは大変?」
「チョコレートは食べてもいいの?」
「モデルしていた時一番楽しかったことは何?」
「パパラッチに囲まれたことはある?」
などなど。この時の放送はこちらからどうぞ。
テーマもいろいろ
放送時間は毎週月曜~金曜の14:45と16:45の2回(2回とも同じ内容です)。毎回なかなか興味深いテーマを選んでいます。
例えばトビラ司法相が辞任したときには「大臣の生活」をテーマに、元スポーツ大臣を務めたChantal Jouanno(シャンタル・ジュアンノ)が子供たちのインタビューを受けました。
「大統領の言うことって絶対きかないといけないの?」とか
「会議で寝ちゃったことある?」などの質問には、つい笑みが漏れてしまいます。この放送はこちらから。
最近のもので一押しなのは、宇宙飛行士のThomas Pesquet(トーマ・ペスケ)の回。とてもリラックスした様子で子供たちの質問に楽しそうに答えていて、非常に好感を抱きました。あまりにリラックスした口調に、みなが暖炉を囲んで話している図が頭に浮かんだくらいです。
子供たちの質問は相変わらず無邪気で、
「いつから宇宙飛行士になりたいと思ったの?」
「どんな勉強をしたら宇宙飛行士になれるの?」
「もう月には行った?」
「宇宙にはしょっちゅう行ってるの?」
といった具合。どんな返事をしているか、ぜひこちらから聞いてみてくださいね。
まとめ
France Info Juniorの他の回は、こちらのサイトから辿ることができます。
またpodcastなどでも配信されていますから、興味のある方はぜひチェックしてみることをお勧めします。
執筆:ゆき