フランスに長期間滞在していると、医師に診察してもらわなければならない場面が生じる可能性もあります。でも自分のフランス語会話のレベルでは、電話で症状を説明して予約するのは難しい…。そんな方に特におすすめな医療予約サービス Doctolib（ドクトリブ）をご紹介します。
ドクトリブとは？
ドクトリブは、サイトに登録するとインターネットで簡単に医師の診療予約を取ることができる、フランス発の新たなサービスです。2013年に設立されたフランスの企業で、以下２つのサービスを提供しています。
・医療従事者向けのオンライン予約サービス
・患者向けのオンライン予約サービス
パソコンの画面に必要事項を入力すれば予約できるので、フランス語での電話が苦手でもなんとかなりそうです。通常の対面での診療のほか、ビデオ診療も選ぶことができるため「コロナ禍で病院へ行くのは気が引ける」という方も安心です。
予約方法
では、実際の予約までの流れです。
① ドクトリブのトップページで、医者の種類（開業医が主）や専門分野、立地を入力、
検索をクリックすると該当する医師の一覧が表示される（以下、医者の種類の例）
Médecins generaliste 一般開業医
Médecins biologiste 生物学者の医師
Médecins bucco-dentaire 歯科医
Médecins de la douleur 漢方薬
② 施設に関するより詳細な情報や予約の空き状況などを見ながら、医師を決定する
③ 診察の種類（来院またはビデオ）、相談の理由を選択する
④ 診察の日時を選択し、簡単なチェック項目に回答する
以上で予約完了です。予約の日時変更やキャンセルは、マイページで簡単に行うことができます。
診療にかかる料金は、一律25ユーロ／回（日本円で約3,200円）です。
備えあれば患いなし！
著者は昨年2020年、帰国に際してフランスでのPCR検査が必要だったため、その時はじめてドクトリブを使いました。というのも「PCR検査証明書」に医師のサインが必要だったためです。「果たしてちゃんとサインしてくれるのかな？」と不安でしたが、何の問題もなく、２回目の訪問時にサインをしてくれました。
医師は「英語がいいか、フランス語がいいか」と尋ねてくださり、私はあらかじめフランス語で伝えることを準備していたためフランス語でお願いしました。とても緊張しましたが、同時にいい経験でもありました。
フランスへ行かれる際には、医師の診療を受けることがないのがベストですが、万が一に備えてドクトリブに登録しておくと安心です。
ドクトリブのホームページ（フランス語）はこちら
著者：ゆり
