フランスには、夏と冬、年に2度ソルド(セール)期間があります。毎年政府が日程を発表しますが、2015年冬のソルドは1月初旬から6週間開催されていました。今回はソルドで人気のショップをご紹介します。
2015年のソルドは・・・
開始日がパリのシャルリー・エブド社の銃撃日と重なったため、今年の出だしはやはり低調だったようです。また、普段からインターネットショップなどで定価より安く買うことに消費者が慣れてしまったせいか、事前のアンケートでも予算は例年より低そうだという結果が出ていました。
それでも、1月最終週に行われたアンケートによると、最初の3週で大多数のフランス人が衣類を購入したと答えています。統計によると、アンケートに答えた女性のうち82.3%、男性でも70.7%が衣類を購入しました。
ソルドで人気のショップは?女性編
同上の統計によると、女性の場合、第1位はスウェーデン発のH&M。18%のフランス人女性がソルド最初の3週間で買い物をしたと答えています。
実際、H&Mのソルド期間の値下げには定評があり、ジーンズやコートは60%オフまで安くなることがあるとか。Tシャツも、1.99ユーロから購入できるというのですから、必要なくてもつい手が出てしまう人も多いことでしょう。
女性人気第2位は、Camaïeu(カマイユー)、第3位はLa Halle(ラ・アール)という結果が出ています。どちらもその大きな割引が魅力のお店です。
ソルドで人気のショップは?男性編
対して、フランス人男性はどこで衣類を買うのでしょうか?なんと第1位は、スポーツ用品店Décathlon(デカトロン)。
次いで2位がCelio(セリオ)、3位がJules(ジュール)と、男性専用の衣料品メーカーが続きます。面白いのは、4位に大型スーパーAuchan(オーシャン)が入っていること。オーシャンは、日本にも進出したカルフールのような大型スーパーマーケットです。
ネットショッピングが不調な理由
このランキングによると、インターネットショップでの購入率は意外に悪く、アマゾンは女性が買い物をしたショップランキングでは8位、男性だと15位でしかありません。やはり良い買い物は手にとって確かめたいフランス人なのですね。
2月にフランスに寄られる方は、是非お得な買い物を楽しんでくださいね。
執筆:ゆき