フランスの母の日は5月最後の日曜日となっています。子供の頃、学校で母の日のプレゼントとして似顔絵を描いた方も多いことでしょう。フランスの子供たちも、似顔絵ではないですが学校でプレゼントを作成します。それは何だと思いますか?今回は、フランスでの母の日プレゼント事情についてレポートします。
フランスの子供達は母の日に何を贈る?
フランスの子供たちは幼稚園や小学校で、母の日や父の日のプレゼントを作成します。アイディアや材料は担任の先生が用意してくれるのですが、デザインは子供たちそれぞれが工夫を凝らし作成しているようです。
各自がペイントしたカード立て、直筆メッセージ入りのマグカップ、七宝焼きの指輪とネックレス、手作りのクッキーなど実用的な物が多いのも特徴です。
フランスの幼稚園や小学校の先生は女性がとても多いので、お母さんたちの好みがよくわかっているのでしょう。素敵なラッピングとリボンをつけて、雑貨屋さんも顔負けレベルのおしゃれな仕上がりです。
子供からの嬉しいサプライズ!
その可愛い手作り雑貨にサプライズも付いています!それは……母をテーマにした6行ほどの短いポエムが書かれたカードです。母の日にプレゼントを渡すと同時にそのポエムを暗記で朗読するというパフォーマンスがついてきます。フランスらしい素敵な演出だと思いませんか。
フランスの母の日の贈り物にルールはある?
母の日のプレゼントには女性が喜びそうなお花、コスメ、アクセサリーなどを選ぶ人が多く、最近だとエステやスパのトライアルチケットも人気です。日本のように定番のカーネーションを贈る習慣はないようです。
また、消費が期待できるからか母の日に向けてコスメメーカーが特別キットを販売したり、母の日スペシャルメニューを出すレストランなどもあり、割と華やかなイベントが開催されている印象です。
感謝の気持ちは物を贈る以外にも…
一方、特別なことをしなくても一緒に食事を楽しんだり、遠距離の場合は電話で近況報告をしたりしている方もいます。また、メッセージをSMSやカードで送るなど、それぞれの方法でお母さんに感謝の気持ちを表しているようです。
また、母の日向けにメッセージが記載済みのカードが多く販売されています。プレゼント選びに迷った時は、利用してみてはいかがでしょうか。お母さんが好きな物にカードを添えて贈るのもおすすめです。
まとめ
母の日のプレゼント選びに迷う方も多いと思います。つい贈る物の内容に気が向いてしまいがちですが、日頃の感謝を改めて表すことができる日です。「ありがとう」の気持ちを上手に伝えられるといいですね。
執筆 YUKO