8月後半になってもフランスはバカンスモードです。開いていないレストランやお店もちらほら。そんなお休みの時にちょっと肩の力を抜いて見たい、笑える映画 「Babysitting」をご紹介します。
フランス映画のイメージは?
フランス映画と聞くと、どうしてもおしゃれでロマンチックなものをまず思い浮かべると思いますが、これは全く違うタイプの映画です。言葉遣いや登場人物の行動などいい意味でVulgaire(通俗的)、もちろんフィクションではありますが、よりリアルなフランスをのぞき見できるかもしれません。
ちなみにタイトルのBabysittingはすでにフランス語として定着していて、辞書Larousseにも掲載されています。
Babysittingのあらすじ
フランク(Philippe Lacheau)はマンガ家になる夢を捨てきれず、出版社の受付で働いています。ある日突然会社の重役に声をかけられ、ついにマンガを見せるチャンス到来!?と思ったのにでかける際に子供を預かってほしいとのこと。
がっかりするフランクでしたが断る訳にもいかず、自分の誕生日パーティーをキャンセルしてベビーシッターをすることになりました。ところが重役の子供レミ(Enzo Tomasini)はどうしようもないわがまま息子。
機嫌をとるのに手こずっていたところ、誕生日を祝うため友人たちが急にビデオカメラを持って押しかけてきました。しかも知らない人まで招待して人の家で盛大なパーティーが始まってしまいます。
飲んで歌って踊って、大事なオウムを死なせてしまったり、家のいたる所を破壊したり大変な事態に。そしてふと気づいたら、レミが行方不明!
「移動式遊園地に行きたい。」と話をしていたのを思い出したフランクは、仲間たちとレミ捜索活動を開始します。果たしてフランクは重役の帰宅までにレミを見つけることができるのでしょうか?!
臨場感たっぷりの撮影方法に注目!
⇒公式予告編がこちらのサイトからご覧いただけます
本編で私たちが見るのは、実はフランクの友人たちが持ってきたビデオカメラで撮影した映像がほとんどです。そのためか臨場感たっぷり!まるで一緒にパーティーに参加しているかのような気分になります。
ジャンルは全く異なりますが、笑えるブレアウィッチプロジェクトというところですね。