3月2日(月)の報道で、フランスで新たに61人が新型コロナウイルスに感染したことが明らかになりました。最初にフランスで感染報告があってから感染者の数はこれで合計191人になりました。
フランスで3人目の死者
新型コロナウイルスはフランスでも感染が拡大し、現在その範囲はフランス全土に及ぼうとしています。先日は新型コロナウイルスに感染していた女性(89)が亡くなりました。現在オワーズ県(Oise)コンピエーニュ病院(Centre Hospitalier COMPIÈGNE-NOYON)で遺体の検死が行われています。フランスで新型コロナウイルスが原因で亡くなった人はこれで3人目です。
感染地域はフランス全土に拡大
これまでに感染が報告された地域はフランス全土に渡っています。特にカリブ海に浮かぶフランス領の島、サン・マルタン島(Saint-Martin)とサン・バルテルミー島(Saint Barthélemy)での報告件数が多くなっています。
イベントの開催状況・公共交通機関の運行状況
フランスでのイベントはウイルスの影響で中止になったものもありますが、すべてではありません。
例えば、パリ・ハーフマラソン(Semi Marathon de Paris)は中止になりましたが、一部のサッカーの試合は予定通り開催されることが決まっています。これは、マラソンのランナーは様々な地域から来るため感染が拡大する危険性が増すことが考えられていますが、サッカーの試合を観に来るのは地元客が多く、感染拡大の危険性が低いとみられるからです。これはできるだけ国民が普段通りの生活をできるようにという配慮からなされた判断です。
現在フランスでは感染拡大防止のため、開催できるイベントは、5000人規模までに制限されています。各公共交通機関は平常通り運行していますが、行政は利用者に対して、感染の拡大防止の為の手洗いなどに努めるよう呼びかけています。
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執筆・Shunsuke