社会党オランド内閣の経済相を2年ほど務めたエマニュエル・マクロン氏が16日、来年の大統領選挙に立候補すると正式に発表しました。オランド現大統領が再選の意思を表明しなければ、社会党など左派も右派同様、第一候補を決める予備選挙を行うことになりますが、マクロン氏はいずれの予備選も介さず、単独で立候補する意向のようです。
マクロン氏はこの日の演説で、フランスに寄せる「希望」と「将来」を強調しており、「協調組合主義によって行き詰っているフランスに、抜本的な民主主義革命を」と呼びかけています。オランド政権への背信行為や楽観主義で批判を受けているマクロン氏ですが、左右を問わずフランス政界から支持を集めており、今後の動向や飛躍が注目される候補者です。
執筆:Miwa