フランス 新型コロナウイルス感染者増 経済への影響は?

2020.02.28
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コロナウイルス フランス経済への影響

2月28日(金)、フランスでの新型コロナウイルスの感染者が過去24時間で12人増となり、現時点で合計38人となりました。また、中国の武漢~フランス間の貨物列車運休などを受け、経済への影響が懸念されています。

 

オワーズ県で新たに12人感染

オワーズ県(Oise)では、今週火曜日に死亡した最初の感染者である学校教員の自宅から半径40キロ以内で新たに12人の感染者が確認されています。

2人目はクレイユ(Creil)の空軍基地でドライバーとして働く55歳の民間人で現在重体です。当初コンピエーニュ(Compiègne)の病院に入院していましたが、検査の結果コロナウイルスが陽性だったため、アミアン大学病院(CHU d’Amiens)に移っています。

新たに確認された12人のうち3人は空軍基地関係者など、いずれも最初の感染者2人の職場で働く人や家族などの濃厚接触者であることが判明しています。これらの人の中には、ウイルス検査の要請が来た時点ですでに他の都市に移動していた人もおり、ナント(Nantes)、リール(Lille)、ディジョン(Dijon)、サン・マンデ(Saint-Mandé)、コンピエーニュ(Compiègne)、パリの病院に入院しています。

 

武漢〜フランス間の貨物列車運休

中国とフランスの間は陸路でも結ばれており、新型コロナウイルス感染の震源地中国の武漢と北フランス、パ=ド=カレー県(Pas-de-Calais)のドゥルジュ(Dourges)間を週一便の貨物列車が走っています。

フランス大手食品メーカーのダノン(Danone)やスポーツ用品大手チェーンのデカトロン(Decathlon)は、中国からの商品や材料の輸出入をこの経路に頼っていましたが、実はこの列車は昨年12月から運行していませんでした。

理由は、昨年12月5日から長期にわたって行われたフランス国鉄の年金改革反対ストライキ、および毎年恒例の2月の春節(中国の旧正月)休暇です。

フランス国鉄の子会社、SNCFロジスティック(SNCF Logistics)社の貨物部中国担当グザヴィエ・ヴァンデルぺペン(Xavier Wanderpepen)氏は、列車到着駅に巨大な倉庫をもつデカトロン社では「在庫不足が生じる可能性がある」と推測しています。

陸路4月まで再開未定 武漢から成都に切り替え

武漢〜ドゥルジュ間の列車は、新型コロナウィルスの影響で今のところ少なくとも4月まで再開の予定はありません。

デカトロン社は「2月後半からすでに中国からの商品輸送を武漢発から成都発の列車に切り替えて」います。成都を出発した列車はドイツに到着し、そこからトラックでフランス他ヨーロッパ各地に運ばれています。

同社はさらに、成都にも感染が広がった場合のことを考えて、新たな運送ルートの検討を始めています。

執筆:マダム・カトウ

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