欧州宇宙機関の宇宙ロケットアリアン5 2つの通信衛星を載せて打ち上げ成功

2019.08.07
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6日(火)、南アメリカ北東部のフランス領ギアナ(La Guyane)のギアナ宇宙センター(Centre Spatial Guyanais/CSG)で行われた、欧州宇宙機関 (Agence spatiale européenne/ASE)が開発した宇宙ロケット「アリアン5(Ariane 5)」の打ち上げが成功し、無事に二つの通信衛星を軌道に乗せるという任務を果たしました。

 

アリアン5

アリアン5は、人工衛星を打ち上げるために、欧州宇宙機関とエアバスグループ(Airbus Group SE)のEADSアストリウム・スペース・トランスポテーション(EADS Astrium Space Transportation)社によって開発、製造された使い捨て型の宇宙ロケットで、ギアナ宇宙センターから打ち上げられます。

開発に10年、70億ユーロ(およそ831億8900万円/1ユーロ:118円計算)の費用が投じられている一大プロジェクトです。これまでに合計101回打ち上げられていて、その内99回が成功(3回の部分的成功を含む)しています。

欧州宇宙機関

欧州宇宙機関は、フランスやドイツ、イタリアなどの10カ国よって、1975年に共同で設立された、宇宙開発、研究機関で、現在は22カ国が参加しています。

フランスに本部が置かれていて、フランス国立宇宙センター(Centre national d’études spatiales/CNES)が中心的役割を担っています。

現在の参加国は、🇮🇪アイルランド、🇬🇧イギリス、🇮🇹イタリア、🇳🇱オランダ、🇪🇪エストニア、🇦🇹オーストリア、🇬🇷ギリシャ、🇨🇭スイス、🇸🇪スウェーデン、🇪🇸スペイン、🇨🇿チェコ、🇩🇰デンマーク、🇩🇪ドイツ、🇳🇴ノルウェー、🇭🇺ハンガリー、🇫🇮フィンランド、🇫🇷フランス、🇧🇪ベルギー、🇵🇹ポルトガル、🇵🇱ポーランド、🇱🇺ルクセンブルク、🇷🇴ルーマニア、の22カ国です。

 

2つの通信衛星をのせて

アリアン5は、2つの通信衛星、合計9.8トンを搭載し、現地時間16時30分に打ち上げられ、二つの衛星を無事に軌道に乗せることに成功しました。

搭載された通信衛星の一つインテルサット39(Intelsat39)は、耐用年数は15年で、アフリカ、アジア、ヨーロッパ、中東、カリブ海沿岸の広範囲におけるブロードバンド通信、プロバイダー、政府機関の通信をカバーすることができるため、活躍が期待されています。

また、もう一台の通信衛星EDRS-Cは、宇宙における光ファイバーと形容されるほど、大容量のデータを高速で通信することができ、観測衛星が収集したデータを大きな遅延なく地球へ送信することが出来るため、災害などの危機管理へ応用されます。


カウントダウンは17:59から

7月の事故以来初

今回のアリアン5の打ち上げは、7月10日にアラブ首長国連邦の地球観測衛星を運ぶ宇宙ロケット「ヴェガ(la Vega)」の、打ち上げ数分後に発生した事故による失敗の後、ギアナ宇宙センターで打ち上げられた最初のロケットで、打ち上げの行方に注目が集まっていました。

執筆:Daisuke

 

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