エールフランス 2022年までにA380の退役を発表

2019.07.31
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30日(火)、フランスの航空会社エールフランス(Air France)は、2022年までに、自社が保有しているエアバス(Airbus)社製の総2階建ての超大型機エアバスA380(Airbus A380)の運行を全て終了させる、と発表しました。

 

超大型機、総2階建てのA380

エアバス社製の超大型機、エアバスA380は、世界初の総2階建てのジェット旅客機で、それまで世界最大だったボーイング社製のボーイング747(Boeing 747/通称:ジャンボジェット)を抜いて、史上最大、世界最大の規模を誇ります。

初飛行は2005年4月27日で、中東のエミレーツ航空(Emirates)や東南アジアのシンガポール航空(Singapore Airlines)を中心に300機以上受注されています。

高い人気を誇るA380

総2階建てのエアバスA380は静かな乗り心地を始め、広い機内を有効に活用した自由な客室デザインが可能で、各航空会社が今までの航空機では不可能だった、空間を活かした豪華なファーストクラスやビジネスクラスを導入し話題となりました。

特に、中東のエティハド航空(Etihad Airways)の、ファーストクラスの中でも更に上級の最上級クラス「ザ・レジデンス(The Residence)はリビングルームの他に、専用の寝室とシャワールームを備えていて、航空ファンのみならず、全世界に衝撃を与えました。

高い運用コスト

その独特な外観や乗り心地、話題性から乗客には高い人気を誇るエアバスA380ですが、大きすぎる機体の為採算の合う路線が限られてしまう事や、高い運用コスト、エンジンが2機の双発機の大型化や性能の向上などにより、エアバスA380の受注数は次第に低迷してきました。

2019年2月にはオーストラリアのカンタス航空(Qantas Airways)が受領待ちとなっていた8機をキャンセル、また一番の大口顧客であったエミレーツ航空が2019年2月に残りの発注数39機を全てキャンセルし、他の機材に代替受注したことをきっかけに、エアバス社はエアバスA380の製造を2021年で打ち切ることを表明しました。

初飛行からわずか16年足らずでの生産中止に、大きな話題となりました。

 

エールフランスも2022年までにA380の運行を終了へ

エールフランスは、これまでにリース機が5機、自社購入機が5機の、合計10機のエアバスA380を所有していましたが、2022年までにすべての機の運用を終了することを明らかにしました。

既にリース機5機の内3機は返却が進められていて、現時点で同社が保有しているエアバスA380は合計7機となっています。また、今後残りのリース機も返却、自社購入機も全て売却される見通しとなっています。

採算のとれる路線が限られる

エールフランスはエアバスA380について「最新鋭の長距離機材に比べ、座席あたり20から25パーセント燃料を多く消費する」と述べており、また、その運用コストの高さからエアバスA380で採算がとれる路線が限られることや、機内の改修にも多くの費用が掛かることを、エアバスA380の運用終了の理由としています。

現在でも非常に人気の高いエアバスA380ですが、その雄姿を見られるのもあとわずかなのかもしれません。

執筆:Daisuke

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