パリの救急病院 日曜日からストライキ

2019.04.10
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8日(月)、今年1月にパリ東部のサン・タントワーヌ(Saint-Antoine)病院で発生した、看護師などに対する暴力行為を受け、同病院に加え、4月14日(日)より新たに25のパリ公的支援病院救急サービス(services d’accueil des urgences de l’Assistance publique-Hôpitaux de Paris/AP-HP)がストライキを行う、と発表されました。

 

看護師らに対する暴力事件

今年1月、サン・タントワーヌ病院救急センターで、ある患者が診察を終えた後、女性看護師や女性准看護師に対して非常に攻撃的な態度を示し、看護師らが制止しようとしたところ、看護師の毛髪を引っ張る、顔を殴るなどの暴力行為を行いました。

足りぬ人員、不充分な施設、耐えられない労働条件

「設備が適応できていないこと、それぞれ違った事情を持つ患者に対応できる人員が不足していること、情報がない状態で待たされるため、場の空気が非常に悪くなり患者同士の緊張感が高まることが問題だ」とクリストフ・プリュドム(Christophe Prudhomme)医師は語ります。

病院側に改善を求めストライキ

サン・タントワーヌ病院の医師らは、より多くのスタッフの確保、24時間警備の強化、暴力事件が起きた場合の手続きの改善、監視カメラの設置などを病院側に求めましたが、病院側がこれらに対して消極的な態度をとったことから、この病院では3月18日(月)より無期限で救急センターの医師、看護師、スタッフらがストライキを行っています。

 

他の病院でもストライキが広がる

サン・タントワーヌ病院のストライキを受け、パリのラリボワズィエール(Lariboisière)病院、ピティエ=サルペトリエール(Pitié-Salpêtrière)病院、サン=ルイ(Saint-Louis)病院、トゥノン(Tenon)病院の4つの病院を含む25のパリ公的支援病院救急サービスも、14日(日)よりストライキを行うと発表がありました。

「安全な設備」「看護やリハビリ、鍼灸といった補助医療における雇用の確保」「300ユーロ(およそ37,600円/1ユーロ:125円)の賃金アップ」を要求しています。

45人の追加人員

これに対し、マルタン・イルシュ(Martin Hirsch)パリ公的支援病院救急サービスゼネラルマネージャーは、「直ちに、ニーズに応じて対応することのできる45人の追加の人員確保を新たに行う」と発表しました。

日本では考えられない救急病院のストライキ、労働条件は改善されるのでしょうか。

執筆:Daisuke

 

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