フランスも猛暑、パリで最高気温36度

2018.07.26

パリ猛暑

フランス気象庁(Météo-France)は25日、パリおよびイル=ド=フランス地域圏(Île-de-France)など新たに9県、合計18県を猛暑警戒レベル3(最高は4)に認定し、注意を呼びかけています。

 

パリで最高気温予報36度

7月初旬よりフランス全土は断続的な猛暑に見舞われていますが、7月26日パリ市内の最高気温は36度に達し、この夏一番の猛暑日となると予報されています。

また、最低気温は20~23度と熱帯夜となる見込みです。

フランス北部も猛暑

パリ近郊ではディズニーランドのあるセーヌ=エ=マルヌ県(Seine-et-Marne)、ヴェルサイユ宮殿のあるイヴリーヌ県(Yvelines)などが警戒レベル3になりました。

さらに、フランス東部のブルゴーニュ地方(Bourgogne)、北フランスのエーヌ県(Aisne)、パ=ド=カレー県(Pas-de-Calais)などが追加されています。

最も暑いのはローヌ川谷で38度

フランス中東部に位置し、フランス第3の都市リヨンのあるローヌ地方(Rhône)ですが、標高の低い山々にかこまれているせいか、ローヌ川谷(vallée du Rhône)の下流地域では、全国最高の38度の予報がでています。

8月も猛暑続く

今週のこの暑さは明日27日まで続き、週末はフランス西部からの低気圧の影響で天気が崩れるため、一旦気温が27度前後に下がるそうです。しかし、8月初旬にはまた猛暑になるとフランス気象庁は予報しています。

 

パリで大気汚染が悪化、交通規制に警官430名動員

都市部では25日朝から大気汚染が悪化し、パリ市では車のフロントガラスに貼ることが義務付けられている「排ガスラベル」(Crit’Air 0~3、0は電気自動車)の4と5(1997年以前に番号登録された車)、およびラベルの無い車の通行を禁止しています。また、速度を時速20KM以下に落とすなどの交通規制が行われています。

パリ環状線の入り口付近では、昨日朝5時半より規制が開始され、中には立ち往生する車もでています。

パリ警視庁(préfecture de police)は、「この規制により約32%の窒素酸化物の排出を押さえられる」、と発表しています。

 

熱中症に注意よびかけ

政府は熱中症などへの注意を呼びかけています。バカンスシーズンで今のところ数は多くないものの、救急病院などへの電話が増え始めています。

そこで政府は猛暑情報や対策の相談にのる無料電話サービス0800 06 66 66を開始しました。(月~土)

フランス気象庁が出す警戒レベル

フランスの気象庁が出す警戒レベル(Vigilance météorologique de Météo France)はレベル1~4の4段階に分かれています。

  • 1は警戒レベル緑(Vigilance Vert)と呼ばれ、特に警戒必要なし
  • 2は黄色(Vigilance Jaune)で気象情報に注意する
  • 3はオレンジ(Vigilance Orange)で警戒を要し、政府の発表する情報に注意する
  • 4は赤(Vigilance Rouge)で厳戒態勢となり、政府または地方自治体の指示で行動する必要あり

となっています。

この警戒レベルは毎日6時と16時に更新され、猛暑のほか豪雨、暴風、大雪、なだれ、極寒に適用されます。

フランス気象庁のサイトはこちら

執筆:マダム・カトウ

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセは、プロの講師によるマンツーマンのスカイプレッスンが1回1500円~受講できます。いつでもどこでも手軽に受講できる利便性と生徒一人一人にカスタマイズされた質の高いレッスンが好評です。→フランス語無料スカイプ体験レッスンはこちら メールマガジンであなたのフランス語学習をサポートする情報をお届けします。フランス語メールレッスン

Classement