6月12日 パリ10区で立てこもり事件発生 人質は無事解放

2018.06.13
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12日(火)夕方、パリ10区の 45 rue des petites écuries で、男が2名を人質にとって建物の一階に立てこもるという事件が発生しました。

paris 10

パリ10区 45 rue des petites écuries付近

事件の概要

火曜日の午後4時頃、男がオフィスや住居、レストランなどが立ち並ぶ、パリ10区の建物の1階に侵入し、従業員2名を人質にして立てこもりました。目撃者によると、男は配達員の様な服装でマスクをしていて、ガソリンの容器を手にしていたということです、

午後4時半には警察や機動隊、消防隊が現場に配備されました。

犯人は持っていたガソリンをまき散らし、人質の喉にナイフを突きつけた状態で立てこもりを続けていました。その後、警察と犯人の交渉が続き、午後8時ころに警察の説得に応じた犯人は2名の人質を開放して、その後警察に逮捕されました。

人質の一人はガソリンを浴びていましたが、目立った外傷はありません。犯人は逮捕時に軽傷を負ったとのことです。

 

犯人はモロッコ出身の男

犯人はモロッコ出身の26歳の男で、ジェラール・コロン(Gérard Collomb)内務大臣によると、「軽犯罪を重ねていたことで警察はマークしていたが、イスラム過激派の要注意人物ではない」とし、「逮捕時、彼はまったくでたらめなことを口走っていたので、むしろ心神耗弱の状態だったとみられる」と述べました。

警察の発表によると、犯人はイラン大使館や政府に関する理解不能な発言を繰り返していて、犯行動機はわからないままです。

現在、犯人の名前などは明らかにされていませんが、精神的に錯乱していた様子から、本日(13日)精神鑑定のため精神科へと移送される予定です。

 

現場一帯には緊張が走る

事件がおきた当初はテロ事件の可能性も視野に捜査が行われ、現場一帯には緊張が走りました。

つい一か月前の5月12日には、パリ中心部のオペラ座で、1人が死亡、4人が重軽傷を負うテロ事件が起きたばかりでした。この時の犯人はチェチェン共和国出身のハムザト・アシモフ(Khamzat Azimov、フランス語発音ではカムザト・アシモフ)容疑者で、IS(イスラム国)に忠誠を誓っていました。
(当時の記事⇒5月12日パリ・ナイフによる通行人襲撃事件 チェチェン共和国出身の犯人 ISに忠誠か

犯人は当初、武器や爆発物を所持し、共犯者がいるという内容を口走っていましたが、その後の捜査で爆発物などはみつかりませんでした。

犯人が精神鑑定に送られることから、テロの疑いは低いものの、犯行の動機が以前として不明なことから、警戒が続いています。

 

イダルゴ市長がツイッターで声明

今回の事件を受けて、パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長はツイッターで声明を発表しました。


ツイッターでイダルゴ市長は「人質事件は終了し、犯人は逮捕され、人質は解放され無事です。彼らの冷静さとプロフェッショナリズムを再び証明してくれた警察と消防に心から感謝します」と述べています。

執筆:Daisuke

 

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