2019年の夏以降、イル=ド=フランス地域圏の公共交通機関を管轄するイル=ド=フランス モビリテ(Île-de-France Mobilité、旧STIF イル=ド=フランス地域圏交通連合)推進のもと、すべての公共交通機関で、チケットや非接触式定期券パス ナヴィゴ(le passe Navigo)の代わりに、スマートフォンアプリで支払い、改札の通過が出来る様になります。
専用のアプリケーションを使うことで、スマートフォン上で旅程の検索からチケットの購入、パス ナヴィゴのチャージ、改札の通貨が出来る様になり、改札や券売機での長い行列が解消されると期待されています。
現在、パス ナヴィゴのチャージのために、月の始めに多くの人が券売機に殺到する為、かなり待たなければいけません。また、レシートが券売機周辺に散乱していることから、今回のこの取り組みがごみの軽減につながるともみられています。
このサービスは、非接触式技術を利用しているため、スマートフォンの充電が切れていても、改札を通過することができるのが大きな特徴です。
2019年のサービス開始時点で90万人がこのサービスを利用するとみられています。また、最終的には300万人以上がこのサービスを利用すると試算されています。
サービスの試験運用は2018年から開始され、本格的なサービスは2019年夏以降の予定です。
執筆:Daisuke