在住者が語る、パリが子育てしやすい理由

2018.06.10
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子連れにやさしいパリ

フランスは先進国で唯一、少子化対策に成功した国だと言われています。確かに私の周りでも2人、3人の子供がいる家族をとても多く見かけます。

私自身4歳の子供がおり、日本とパリとで子育てを経験していますが、実際パリは子育てしやすい環境が揃っていると日々感じています。そこで今回は、パリで子育てしやすい理由を居住者の立場からお伝えします

 

子供の遊び場やアトリエ・イベントが充実!

パリには大きな公園がたくさんあり、そこには子供のための遊具スペースが必ず設けられています。また “Square”と呼ばれる、遊具とベンチのある小さな遊び場も無数にあります。

これらがパリの中心街、例えば老舗デパート・ボンマルシェの横や、ルーブル美術館の隣のチュイルリー公園の中にもあるのです。どこにお出かけしても必ず子供が楽しめるスペースを見つけることができて、とても便利です。

他にも子供向けのアトリエ・イベントが充実しています。大きい美術館・博物館では、子供向けのアトリエ(体験教室)を開催しています。コンサートホールではいろんな国の楽器を鳴らしてみる教室、美術館では有名な画家の絵を模写する教室…。夏休みには移動遊園地、冬休みにはスキー教室。いつでもパリでは子供達が楽しめるイベントが盛りだくさん!

On ne peut pas s’ennuyer à Paris(パリでは退屈できない)」とよく言われますが、それは子供も同じなのです。

Champ de Marsにあるメリーゴーラウンドエッフェル塔のふもとの公園Champ de Marsにあるメリーゴーラウンド。
フランス語ではle manègeといいます。

 

共働きを実現する支援制度

フランスでは、子供が3歳になる年の9月からÉcole Maternelle(日本でいう幼稚園)に入学します。義務教育ではありませんが希望する子供はすべて入学でき、公立であれば無料です(給食費のみかかります)。

学校は8時半から16時半まで。延長保育が18時半まであるので、共稼ぎでも安心して預けることができるのです。フランスで少子化が起きない理由の一つは、共働きが実現可能なこの育児支援制度にもあると思います。

一方、保育園不足に悩んでいるのはパリでも同じ。しかし私の近所でも今年に入って2軒の保育園が開園し、対策が打たれている感覚があります。そのほか、共稼ぎ家庭でなくても子供を預けることのできるHaut Crècheと呼ばれる保育園も増えてきています。

 

子供にやさしいフランス人

でも、パリで子育てしやすい一番の理由は、フランス人が子供にやさしいからだと思います

街を子連れで歩いていると、少しツンとしたイメージのあるパリの人も次々と私達に話しかけてきます。電車の中でも「何歳なの?」とか「いい子なのね」と、ほめる言葉をかけてくれ、赤ちゃんがバスや電車で泣いていても文句を言う人はません。バスにはベビーカー用のスペースが必ずあり、子供が電車に乗ってくると大人が必ず席を譲ってくれます。

お店に行けばブーランジュリーでは小さなパンを、八百屋さんではみかんを、チーズ屋さんではチーズのサンプルを…といった具合で、娘はいろんなものをもらっていきます。外に出るとたくさんの大人にかわいがってもらえるので、娘は外出が大好きです。

子連れでパリに来ると、パリのいわゆる下町っぽい、きさくな部分を垣間見ることができます。

 

子連れでパリを楽しみましょう

いかがでしたでしょうか。ちなみに子供向けのアトリエ・イベントなどはパリ市の子連れ向け情報サイト(http://quefaire.paris.fr/enfants)やParis Mômeshttp://www.parismomes.fr/)などのサイトで見つけることができます。

子連れでの旅行・滞在の際にはこれらのサイトもチェックして、ぜひお子様と一緒にパリを楽しんでいただければと思います。

Megumi Sumnail
執筆 Megumi

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