今回はフランス生活を通して気がついた、日々の暮らしの中で欠かせない物たちをご紹介します。合理的なフランス人が生活必需品に選ぶものとは何なのでしょうか。彼らが目指す暮らし方を覗いてみましょう!
フランス人の生活スタイル/働き方
フランス人はどんな生活スタイルを送っているのでしょうか。例えば、社会人なら8時~9時頃に勤務が始まる人が多く、フレックスタイム制はさほど浸透していません。朝と夕方は通勤ラッシュが電車であろうと車であろうと起こります。
水曜日に出勤する女性が少ないのがフランスの特徴です。水曜は学校が午前中で終わるので、子供達と過ごすために休みにしたり半日のみの勤務が認められているからです。この日は、子供の習い事の送迎をしているママさん達をよくみかけます。
仕事は1日8時間労働が基本なので5時~6時に業務終了です。仕事が終わるとまっすぐ帰る人が多く、友人達との会食や飲み会は週末に行われます。定時で帰宅する人がほとんどなので、時間に余裕がありそうなものの多くのフランス人は「もう夜は疲れて何もする気がおきない」とぼやいています。
子育て中のママもフルタイムで勤務している場合が多く、時間をどうやって捻出するかは日本もフランスも同じ悩みをかかえていると言えますね。
フランスで必需品の3つの家電とは?
フランスで必需品ともいえる3つの家電をご紹介していきます。
1.オーブン
フランスでは、ワンルームであってもキッチンにオーブンが付いている部屋が多いです。私が学生時代に借りたアパルトマンも、ミニ冷蔵庫とオーブンがビルトインでキッチンに整備されていました。
フランス家庭ではオーブン料理を作ることが多いです。例えば、簡単にできる家庭料理代表の「キッシュ」は、材料を混ぜて型に流し込んで焼くだけ!オーブンに入れてタイマーセットしたらあとは勝手に調理してくれるので、その間に他の事をできるので便利です。
2.食洗器
ホームパーティーが盛んなフランスでは食洗器が大活躍!12人分の食器を洗えるタイプが主流で、子供がいる家庭では必需品となっています。乾燥までしっかりと仕上げてくれる優れものは、もはや重要な料理のアシスタント的存在とも言えるでしょう。お皿やカトラリーはもちろん、疲れたときは調理器具も放り込んで時短に大助かりです。
3.冷凍庫
冷蔵庫に付属でついているものではなく、独立したフリーザーを持っている家庭がとても多いです。大きさも大人の両腕を広げたくらいの幅があるものが主流で、何をそんなに冷凍しているのか気になりますよね。
友人宅のフリーザーには、バゲット、バター、豊作の年に取ったサクランボ、作り置きした料理などが入っています。さらに、インゲンやホウレン草などの食材系と加工調理してある冷凍食品、冷凍フライドポテトなど種類豊富です。
冷凍食材があると夕飯作りの手間を省けますし、大人数のホームパーティーでもアレンジ次第で料理の負担がぐっと軽くなります。冷凍食品専門のスーパーも人気があることから、それだけ利用者が多いことがわかります。
逆に、なくて驚いたのが洗濯機です。1人暮らしのフランス人の友人は、いまだにコインランドリーで週1回まとめて洗濯しているそうです。フランス人は洗濯機を毎日使う習慣がないからか使用頻度としては低いのでしょう。
まとめ
フランス人は家電以外にも、お掃除代行なども気軽に利用しています。日本よりもアウトソーシングの意識が強いのでしょう。沢山のサポート利用で捻出した時間の使い道はそれぞれですが、家族や大切な人たちとの時間に充てる人が多いのもフランスらしいですね。
執筆YUKO