【発音規則のおさらい1】単語の切れ目に騙されない!アンシェヌマン

2019.02.21

発音規則のおさらい・アンシェヌマン

フランス語の参考書の最初の方に必ず出てくる三つの発音規則、「アンシェヌマン」「リエゾン」「エリズィオン」。名前はわかるけど、どれがどれだかごっちゃになったり、何でこうなるのかよくわからない…という方も多いのでは?

これから3回に分けて、これらの規則を一つずつおさらいして行きましょう。まずは「アンシェヌマン」についてです。

 

英語にもあるアンシェヌマン

実はアンシェヌマンが起こるのは、フランス語だけではありません。例えば il est の場合、アンシェヌマンが起きて下線部をつなげて読みますが、考えてみれば英語の it is でも、ti をつなげて読みますよね。

そもそも喋っている音声に切れ目はないですし、つながっている方が当然読みやすいので、分けて読む方がむしろ不自然とも言えるわけです。

これは他の発音規則にも、というか発音全般に言えることですが、フランス語を発音するときは「単語の切れ目に騙されないこと」がとても重要です。

文章を目で見るだけで納得せずに、ちゃんと耳で聴いて、心で感じましょう!

 

規則はシンプル

アンシェヌマンは enchaînement とつづり、動詞の enchaîner から派生しています。これは名詞の chaîne(鎖)が語源。つまりアンシェヌマンとは「(鎖で)つなげる」という意味なのです。

アンシェヌマンは他の規則と比べるとわりとシンプル。二つ並んでいる音をつなげて読むだけです。「発音規則」というほど大げさなものではないかもしれませんね。

あまり構えず、自然に読むことを心がければ十分です。

次回はリエゾンについてです。お楽しみに!

執筆 アンサンブル講師 Hibiki

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