今回皆さんにご紹介するのは、世界遺産の街「ポルト」です。ポルトガル北部に位置する湾岸都市で、リスボンに続くポルトガル第二の都市です。
(Googl mapより引用)
フランス語が通じる街
ポルトガルの街をなぜ「FRANCE 365」で紹介するのかというと、実はここ、けっこうフランス語が通じるんです。
もちろん、皆が流暢なフランス語を話すわけではないのですが、フランスからの観光客が多いことや、定年を迎えたフランス人が移住する地としても有名なため、フランス語の話者が非常に多い街でもあります。
実は映画に出演しました
今回僕は、自分の出演した映画が「ポルト国際ファンタスティック映画祭(Fantasporto)」で上映されるということになり、こっそりお忍びで行ってきたのです。
映画祭が開催された劇場
こちらが、映画祭が開催されたTeatro municipal Rivoli。ポルトガル語もフランス語も、同じラテン語を起源に持つ言葉が多いです。だからポルトガル語が分からなくても、「リヴォリ市立劇場」ということが分かります。
入館証を頂きました
個人的に行ったのですが、ひょんなことから映画祭のディレクターと知り合いになり、お昼ご飯をごちそうしてもらい、映画祭の入館証を頂きました。こんなことってあるんですねえ。
とっても嬉しかったので、近くにいた別の映画で参加していた映画監督さんにカメラを渡して、写真を撮っていただきました。
なんと舞台挨拶をすることに…
さてその夜、上映に招待された僕は「ちょっと早めに来てねー」という言葉の通り30分ほど前に行ったのですが、司会の女性Beatrizさんとの打ち合わせをしたところ、いつの間にか舞台挨拶をすることになっていたようで…
しどろもどろになりながらも、フランス語で舞台挨拶をし、生まれて初めて自分の発言をポルトガル語と英語に同時通訳してもらいました。
どうやって締めくくればいいのかわからなかったので、思わず「Profitez-en !」と言ってしまったのですが、あとから「Amusez-vous bien(楽しんでください)」って言えば良かったなあ、と後悔。
でも、皆さんから温かい笑いを頂きました。
ちなみに「Profitez-en」とは
ちなみにこの「Profitez-en」は、通販やCMなどで「この機会にご利用ください!」とか「是非お越しください!」というニュアンスでよく使用される言葉です。
世界遺産に登録された街
映画祭の話はこれくらいにして、ポルトのお話に戻りましょう。このポルトは1996年「ポルト歴史地区」として、ユネスコの世界遺産に登録されました。
ドン・ルイス一世橋
ポルトと言えば、この巨大なドン・ルイス一世橋が有名です。上の部分がトラムと歩行者用、下が車道と歩道になっています。
上からの景色は…
上からの景色はこんな感じです。とっても高い!!
さらに、トラムが通るたびにガタガタ、ユッサユッサと揺れます。高所恐怖症のことをすっかり忘れていた僕は、橋の真ん中まで行ってから動けなくなる始末…。
旧市街を散策します
翌日、天気が良かったので旧市街を散策することにしました。
かわいらしいトラム
街中を縦横無尽に可愛らしいトラムが走っています。メトロ、という名前がついていますが、都市部以外はすべて地上を走るトラムです。
急な勾配の街
ドウロ川を中心とした、勾配の急な丘陵地帯が続きます。美しい街並みですよね。
美しい街並みとトラムの線路
この路地にもトラムの線路があります。写真ではわかりにくいですが、この坂めちゃくちゃ急なんです。この急勾配を上り下りするトラムの凄さを改めて実感しました。
次回に続きます
今回はここまで! 次回はポルトの代名詞、「ドウロ川」のクルーズに皆さんをご招待します。お楽しみに!
執筆 Daisuke