寒い冬の日、熱いシャワーを浴びても体を拭いているとゾクゾク!急に身震いが襲ってきて、鳥肌が立ってしまいますよね?
鳥肌は万国共通
さてこの「鳥肌が立つ」という現象は万人に起こるわけですが、フランス語ではどういう単語を用いて表現するのでしょうか?日本とフランス、地理的にも文化的にもかけ離れている2つの国ですが、意外や意外ほとんど同じ単語を用いて表現します。ずばり、
Avoir la chair de poule
直訳すると「雌鳥の肉を持つ」。鳥肌といっても何の鳥でもいいわけじゃないんですね。雌鳥と限定してくるところが細かい!たしかに鶏肉の皮と見た目が同じですもんね〜。
そして気になるのは「皮 (la peau)」ではなく「肉 (la chair)」という名詞をチョイスしているところ(※ 肉と聞いて最初に浮かぶのは「la viande」ですが、この名詞は「食用の肉」という意味で、「la chair(肉、肉体)」とは異なります)。
ん?鶏肉のポツポツって皮の部分についているはず・・。でもあの部分を「皮」と見なしているのは日本人であって、フランス人にとっては「肉の一部」なのかもしれませんね?このへんは国によって判断が異なりそうです。
あとがき
言語や文化がまったく違うのに、似たような単語が使われている表現や諺って実はけっこうありますよね。同じ意味で使われる様々な表現を比較してみると面白そうです。
執筆 Miwa