3つの記憶の処理プロセスで効率的にフランス語の語彙を増やそう!

2016.12.29
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フランス語の語彙を増やす

フランス語を学ぶにあたって、語彙を増やしたいと思っておられる方は多いと思います。私も、今一番苦労しているのがフランス語の単語を覚えることです。

覚えたい単語をひたすらノートに書きつけたり、単語帳を持ち歩いてとにかく暗記したり、語彙の増やし方は人それぞれです。授業などで一斉に習う文法と違い、語彙の習得はそれぞれの努力に任されている分、実は人によってとても差がつきやすいのです。

そこで今回は、効率的に語彙を増やすために役立つ心理学の研究をご紹介したいと思います!

 

記憶の処理水準説

心理学では、記憶の処理プロセスには、物理的処理、音響的処理、意味的処理3つの水準があるという説があります。
これは、クレイクとロックハート(1972)が提唱した『記憶の処理水準説』という学説で、覚えようとする情報が、上記のどの水準で処理されるかによって、その後の記憶の定着率が決まるというものです。

具体的には、①目で見て覚える(物理的処理)→②耳で聞いて覚える(音響的処理)→③その情報の背景的な意味まで理解して覚える(意味的処理)という順番で、記憶に残る確率が高くなるとされています。

 

フランス語で一番長い単語を覚えてみよう

単語を覚える

この説を参考にしながら、ここでは実際に、フランス語で一番長い単語、anticonstitutionnellement を覚えてみましょう!

anticonstitutionnellement 、これは「憲法に反して」という意味の単語です。見ただけでは、とても覚えられそうにないですね…!もしこの単語が本に載っていたら、見て見ぬふりをしてしまうこと間違いなしです。

それでは、まずこの単語を実際に声に出してみましょう。「アンティコンスティテューショネルモン、アンティコンスティテューショネルモン、アンティコンスティテューショネルモン・・・」
いかがですか?舌を噛みそうですが…さっきよりは少し単語が馴染んできませんか?

さらに、この単語を分解して、意味を深く理解しましょう。接頭語の anti は「〜に反する」という意味。constitution は「憲法」の意味。これは英語と同じなので覚えやすいです。constitution が形容詞化して constitutionnel 。さらに、最後に単語を副詞化する ment の接尾語。なるほど!憲法に反する、という意味がより明確になります。

ここまで理解したらもう大丈夫。次にこの単語に出会ったら、必ず意味を覚えているはずです。

 

音響的処理、意味的処理で単語を制する

フランス語の単語は発音が難しいことが多いです。声に出そうと思っても、発音がわからず苦労することもあります。しかし、ただ目で見ただけの単語は、記憶に残ることはほとんどありません。知らない単語に出会ったら、必ず耳で聞いて、実際に声に出して覚えましょう。

この際、いろんな人に多様な声で発音してもらったほうが記憶の定着率が高いという研究結果もあります。そこでおすすめなのが、Forvo という発音辞書のサイト。一つの単語や成句について様々な人の発音を聞くことができます。

耳で定着させたら、次は語源をたどり、単語の意味の背景まで理解するようにしましょう。
こうすることで、記憶の定着率はグッと上がります!

 

最後に

いかがでしたか?単語を覚えるときにも、ちょっとした工夫で記憶の定着率は変わってきます。ぜひ、単語を覚える際に活用してみてください。
次回も、別の角度から語彙の習得方法についての研究をご紹介したいと思います。
執筆 Nahoko
Nahoko

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