フランス猛暑、パリで40℃越え

2019.07.25

フランスでは今週火曜日から猛暑が続いていますが、本日25日、北フランス各地で過去最高記録を更新するとフランス気象庁が発表し、パリでは最高気温41℃と予報されています。

 

北フランス20の県で猛暑注意警報、パリでは過去最高記録更新

パリおよび近郊を含む北フランスの20の県で《厳重な警戒》が必要とされる注意警報《赤》がでています。特に北フランスの東部ではところにより43℃に達する見込みです。

パリ市の過去最高記録は40.4℃でしたが、本日の午後には記録が更新すると予報されています。

ブルターニュ地方の海岸地域を除く、フランスの他の地域60県でも《警戒が必要》な注意警報《オレンジ》がでています。今回の猛暑の特徴として、夏でも涼しい北フランスで40℃前後となり、通常気温が高い南仏を大幅に上回っています。

パリの本日の最高気温は41℃ですが、ニースは32℃と逆転しています。

 

フランス国鉄、猛暑日の列車移動を避けるよう告知

猛暑でも列車は運行されますが、フランス国鉄は午後の気温が過去最高になる本日、重要でない乗車を避け、もし乗車する場合は《水を携帯》し、《まわりの乗客の様子に注意する》などの協力を呼びかけています。

また、本日の乗車のキャンセルや別の日への変更は無料と発表しています。

政府は在宅勤務、テレワークを推奨

環境連帯移行大臣のエリザベット・ボルヌ(Elisabeth Borne)は昨日のインタビューで、通勤客のラッシュで混雑するパリ市内およびイル=ド=フランス地域圏(Île-de-France)の企業に、可能な限りテレワークを導入するなどの対策を推奨すると発言しています。

クーラーのない会社がまだまだ多いフランスでは、室温が35℃になるため、在宅勤務にするといった会社もでています。

 

パリ市、涼しい場所アプリを提供

パリ市長アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)は自らのツイートで、パリ市が作った《パリ涼しい場所アプリ》を公表し、教会、ミュージアムなど石造りの建物の場所、プールや屋外浴場、飲料水の給水所(公園などに設置)、日陰の多い公園などの場所が人目でわかります。

猛暑に関する投稿もSNSで増えています。
下記はプラスチックの柵が溶け始めたという、詩人PoPésieの投稿:

執筆:マダム・カトウ

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