DALF C1試験とは?その3:難易度をDELF B2と徹底比較!

2018.10.01

フランスの大学院進学に必須基準となる「DALF C1」(Diplôme approfondi de langue française)は、フランス政府認定の公式資格です。

(DELF/DALFの詳しい内容については、こちらの過去記事「フランス語検定試験DELF/DALFとは?(1)」「フランス語検定試験DELF/DALFとは?(2)」 をご覧ください。)

この記事では、「DALF C1」の難易度について、DELF B2との徹底比較を通してお伝えします。

 

 DALF C1」と「DELF B2」の徹底比較!

学生

レベルの違い

DELFの最高レベル、B2に合格したら、「次はDALFのC1を取りたい!」と考える方もいらっしゃるでしょう。

DELF/DALFのサイトでは、それぞれのレベルを持っている人の特徴が書いてあります。

「DELF B2」:「自分の意見を主張するために筋道の通った議論の流れを作ることができ、自分の見解を展開し、交渉すること」ができる
「DALF C1」:「豊富な語彙があり、自分の意見を伝える際に適切な表現を選択でき」るレベルだとされています。

なんだか小難しいのですが、意見の主張の仕方や、語彙の面で、C1は特に高いレベルが求められることがわかります。

筆者の感覚では、B2に合格できる読解能力や会話能力があれば、半年~1年でC1に達することは可能です。

学習時間の違い

では、実際にどのくらいフランス語を勉強すれば、C1にたどり着くのでしょう?

B1では、「550ー650時間」必要な勉強量が、なんとC1では、「800-950時間」!みっちり勉強する必要がありそうです。ただし筆者の経験上、日本にいても、効率よく対策すれば約1年で合格に届く試験だと思います。

出題内容の違い

一番レベルに差があるのは、「作文」「プレゼンテーション」の各セクションです。

まず、作文は、B2では30分の制限時間なのに対して、C1では150分もあります。内容も、B2では課題文の要約のみですが、C1では自分の意見を述べる必要があります。

そして、プレゼンテーションについては、B2とC1で形式ががらっと変わります。B2までは試験官が先導して行われるインタビュー形式ですが、C1からは、受験者が議論の方向性を決定します。会話の主導権をにぎるのは、受験生の私たちです。

 

まとめ

「フランス語上級者への登竜門」DALF C1合格には、「作文」や「プレゼンテーション」を中心に、1年ほど勉強すれば良い!ことがおわかりいただけたでしょうか。

DELF/DALF日本オフィシャルサイト

執筆あお

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