DALF C1試験対策 その2:筆記対策におすすめの教材

2018.11.07
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DELF/DALF

フランスの大学院進学に必須基準となる「DALF C1」(Diplôme approfondi de langue française)は、フランス政府認定の公式資格です。

C1の試験は、筆記試験と、面接試験からなります。
そして、筆記試験は、リスニング・読解・作文の3セクションに分かれています。以下では、それぞれの内容と対策のポイントをお伝えします。

(DALF C1の基本的な内容については、こちらの過去記事「DALF C1試験とは?その1」をご覧ください。)

 

まずは過去問題をダウンロードしましょう

DELF/DALFのサイトでは、レベル別に「試験見本」をダウンロードすることができます。

また、国際教育研究センター(CIEP)のサイトにも、別の過去問題が掲載されており、練習用にダウンロードすることができます。

自分の得意・不得意を知り、目標点を決める

私は試験対策を始めた直後に、過去問題を解いてみました。ただ、一度に全部を解こうとすると、まる一日かかってしまうので、3日に分けて取り組みました。

ひととおり解いて自己採点し、合格点との差を確認します。4つのセクションが各々25点満点で、合計50点以上で合格できます。ただし各セクションで最低5点は得点しなければなりません。

私は目標点を、苦手なセクションは低め(15点くらい)、得意なセクションは高め(20点くらい)に設定しました。

この際、「読解の選択肢は絶対に間違えない」「リスニングの短文パートの点を伸ばす」など、目標を具体的に決めておくと、対策しやすくなります

 

対策本で練習量を積むべし

過去問を解いて決めた目標点を達成するために、以下のような対策本を使ってさらに練習を積みましょう。

種類は少ないが、良質な対策本ばかり

DALF C1のレベルになると、DELFなどの対策本よりも種類が少ないです。そして、多くがC2レベルとの合体版になっています。

CIEPによれば、対策本を出版しているのはペーユージェー(PUG)、クレ(CLE international)、ディディエ(Didier)の三社です。
それぞれ、頻繁に新しいバージョンを出しており、筆記・口頭ともにしっかりと対策できる構成になっています。

対策本はどこで手に入る?

受験までに1冊仕上げる時間のある方は、大きな本屋さんの洋書コーナーでこれらの本を探してみてください。

輸入版なので少々値が張りますが(紀伊国屋のウェブストアでは3,500円~4,200円ほど)、書き込み式のものが多いので、自分用に一冊持っておくと便利です。長文問題などは、コピーしながら繰り返し取り組みましょう。

また、購入する前に実物を確認しておきたい方は、フランス語学校の教材コーナーや、外国語学部がある大学の図書館を訪ねてみても良いでしょう。

本屋や教育機関へのアクセスが難しい方は、書店のウェブストアやアマゾンなどの通販サイト、古本屋さんをチェックされると、意外にも定価より安い値段で手に入ることがあります。

 

筆者が使用した対策本

私は2017年春・秋試験を受験した時に、ディディエ社とクレ社の対策本を使用しました。

オーソドックスな構成で、初受験にも使いやすいディディエ

ディディエ社で使用したのは、2015年出版のRéussir le Dalf : Niveau C1 et C2というものです。表紙がクリーム色、タイトルの文字が緑です。

実は、すでに2017年にディディエ社からLe Dalf 100 % réussite C1/C2という新しい対策本が出されています。これから受験される方は、新しいものと比べて使いやすい方を選んでくださいね。

この対策本には筆記・口頭試験の4つのセクション(聞く・読む・書く・話す)の問題がバランスよく取り上げられています。それぞれのセクションに、問題の形式や傾向の説明、簡単な練習問題、本番に近い練習問題、自己採点の基準が載っており、レイアウトも本番に近い仕様です。

苦手なセクションは説明から丁寧に読んで、得意なものは練習問題を何度も解く、という風に使えば効率よく全体を仕上げることができます。

問題量をこなしたい人向けの、クレ・インターナショナル

筆者はリスニングのセクションのみ、クレ社のDALF C1/C2 Les 250 activitésを使いました。問題数はディディエ社のものより多く、初見の問題を多くこなすには便利でした。

こちらも最新版はAbc DALF C1/C2 : 150 exercicesとなっており、問題数が250題から150題に減っていますので、私が使用した上記の方は古本や図書館で探してみる必要があるかもしれません。

ディディエ社よりは解説がシンプルな分、練習量を積めるような構成になっています。

対策本の傾向に合わせて練習する

このように二冊使用した理由は、セクションごとに伸ばしたい力を区別して考えていたためです。

リスニングは「初見(初聞?)で内容を把握する力」を鍛えたかったので、量をこなすためにクレ社の本を使用しました。逆に、読解と作文は「解き方、読み方、まとめ方」をじっくり勉強したかったので、解説の詳しいディディエ社の本を選びました。

皆さんも、自分の得意・不得意に沿った使い方を考えてみてください。

 

直前は過去問で力試し

試験の直前には、時間を計って過去問題を再度解きました。

解いたことのない過去問題を使って力試しすると、本番のシミュレーション(予行演習)ができます。しかし、あんまり感触が良くないと自信をなくしてしまうので、初回に解いた過去問題の解き直しもやってみて、答えはうっすら知りながらも、解法を確認する、という作業をしました。

「得点する感覚」を確認しておけば、程よく自信をもって本番に臨むことができますよ。

 

まとめ

このように、まず過去問題で自分の実力を知り、目標を立てる→問題集で弱点を克服→過去問題で仕上げる、という風に私は対策しました。
みなさんの合格のために、この記事を少しでも役立てていただけたら幸いです。

執筆あお

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