皆様、世界中の子供たちが2、3歳になったばかりでも、コミュニケーションが上手であることはビックリすべきではないでしょうか。
さて今回は、子供たちにならって難しい文法より、やりとりに集中してみようではありませんか。
よく使う言葉 Donner で練習
先ず、もっとも頻繁に使う言葉のひとつとして donner (あげる・与える・授かる・下さる・・・)という動詞を取り上げたいと思います。
まずは命令形で
命令形を使って “Donne !” になりますね。この段階でも十分に使えますので、どうぞ何回か実際に場面を想像して、口に出してみてください。
“Donne !” “Donne !” “Donne !”
いい感じではないでしょうか。
「誰に」と「何を」をつけて
次に「誰に」と「何を」という情報も入れましょう。例文をどうぞ読んでみてください。
Donne-moi du pain. 私にパンをください。(くれ?)
Donne-toi du pain. 君にパンを与えなさい。(この意味からして、めったに使わない)
Donne-lui du pain. 彼にパンをあげなさい。
moi、toi、lui の他に à Thomas (トマ君に)という言い方もありますね。
例:Donne du pain à Thomas.
今までの例文を何回か繰り返して、実際に適切な状況を思い浮かべて言葉を言ってみてください。そしてどうぞ、遊びとして知り合いの名前でも使って、楽しみながらその簡単な表現を我が物にしてください。
父子の会話の設定で
最後に、お父さんが息子に言いそうなセリフをご紹介します。
Donne-moi la télécommande. (リモコンをよこしてくれ。)
そして、なしのつぶてなのでもう一度こう言います。
Donne la moi, s’il te plaît.
声に出して言うこと
例文も覚えられましたか。どうぞ、「誰に」と「何を」をお好きな言葉と入れ替えて声を出して言ってみてください。(頭で考えるだけでは口が動かないので体が覚えられないですね)
私事で恐縮ですが、こういう習い方をして日本語を覚えたのでお勧めです。基礎をしっかり、口で必ず発音して音を楽しんで、好きな言葉も混ぜて身に着ける方法です。
それでは、お互いに言語学習を頑張りましょう!
執筆 Matthieu
※上記の日本語はMatthieu先生が書いたものに一部修正を加えたものです。
日本語が堪能なMatthieu先生は、レッスンでも日本語可能です。ぜひ一度お試しください。(スタッフ)