今回はパンについてお話ししたいと思います。
日本において「パン」と言えば、「食パン」のことが思い浮かびますね。
その「パン」という言葉ですが、フランス語の「pain」から来ているのではないでしょうか。しかし「食パン」自体の由来はフランスではなく、英語圏の国々であるような気がします。
何故かといいますと、フランスのパン屋に行くと「食パン」は売っていないからです。おもしろいことに、フランスで「食パン」が食べたいときは、スーパーに買いに行くしかありません。
何故日本人が「食パン」のことを英語の「ブレッド」(bread)ではなく、フランス語で「パン」と呼ぶのか分かりません。
中身だけのパン!?
そういえば、「食パン」のことをフランス語でなんというかご存知ですか。
「pain de mie」(パン・ドゥ・ミー)ですよね。「mie」というのは「パンの中身」のことです。
つまり、パリパリする、フランス人にとって美しい外側の「croûte」(クルート)に対して、「中身だけのパン」だということです!
さて次回は、パンを巡るフランス語のおもしろい表現について、書かせていただきます。
執筆 Matthieu
※上記の日本語はMatthieu先生が書いたものに一部修正を加えたものです。
日本語が堪能なMatthieu先生は、レッスンでも日本語可能です。ぜひ一度お試しください。(スタッフ)