実際、フランス語初心者がフランス人からフランス語を直接学ぶのと、ただ独学で勉強するのとではその後の伸びに大きな差が出てきます。今回は入門者がどのようにフランス語講座を受講したら良いのか、筆者の体験談をもとにお話しします。
フランス語講座の種類
現在、日本でフランス語の講座を受ける場合には2つの方法があります。
- フランス語教室
- オンラインフランス語講座
まずは、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
フランス語教室
フランス語教室に通うメリットは、同じようにフランス語を学ぶ人たちに出会えることではないでしょうか。受講中にわからないことがあれば、助けてもらえることもあります。
クラスによっては、和気あいあいとしているので通うことが一つの楽しみとなる人もいます。しかし、積極的に発言していかないとなかなか会話する機会が少ないというのも現実です。人前で話すのが好きではないという人は、結局一言二言話しただけで、その日のクラスが終わってしまったということもありえます。
オンラインフランス語講座
オンラインフランス語講座は好きな時間にマンツーマンで受講できるというメリットがあります。近年では語学学習の方法として、オンラインの語学学校が世界的にも増えてきています。
筆者はフランス語ではないのですが、他の言語をオンライン講座をで学んだ経験があります。講師とマンツーマンで話すことができるので、飛躍的に会話力を伸ばすことができました。
ただオンライン講座は予約し忘れたりすると、そのままズルズルと何週間も受講しなくなるということがあるので、強い意思を持って持続し続けることが大切です。
興味のある方は、オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセもチェックして見てくださいね。実際に教室に通うのか、オンライン講座を受講するのかは、それぞれの性格や生活形態に合う方を選ぶといいでしょう。
入門者はどのように講師を選ぶの ?
入門者はやはり、最初は日本語が通じるフランス人からフランス語を学ぶことがベストです。全くフランス語の基礎がない日本人が、日本語を介さずフランス語を学ぶことは困難でしょう。恐らく何一つ理解出来ないまま、ただ無駄に受講時間が過ぎていくだけです。これではフランス語が飛躍的に伸びるわけがありません。
最初のうちはわからなければ日本語で答えてくれるという学び方のほうが安心してフランス語講座を受講できますし、フランス語も理解しやすいでしょう。
フランス語講座 受講前に予習は必要?
いくら「フランス語が聞き取れない、話せない。」と言っても講座受講中に常に日本語を話していては、いつまでたってもフランス語が上達しませんよね。入門者であればフランス語講座を受講する前に、ある程度予習をしておいた方がいいでしょう。
筆者はフランス語入門者の頃、フランス語会話のクラスを受講していました。当時フランス語はほとんど話せなかったのですが、受講前に簡単な日常会話のフレーズを暗記することから始めました。
例えば、Ça va ? (元気 ?)から始めて、Aujourd’hui, je suis allée au restarant. (今日レストランに行きました。) という具合にフレーズを準備して受講するように心掛けました。4ヶ月間という短い間でしたが、それでも簡単な会話ぐらいはできるようになっていました。
最後に
フランス語入門者にとってフランス語講座の受講は結構ハードなことです。最初は誰もが「聞き取れない、話せない!」とちょっぴりきつい思いをするでしょう。それでも、続けていくことで徐々に話せるようになるものです。入門者であっても怖がらずにフランス語講座を受講してみてくださいね。
執筆 北川菜々子