フランソワ・オランド(François Hollande)大統領は22日(火)、博覧会国際事務局(BIE : Le Bureau International des Exposition)にあてた手紙の中で、正式に2025年の国際博覧会へのフランスの立候補を表明しました。「知識の共有、地球の保護」というテーマに基づき「開発モデルの改善」を目標に掲げています。オランド大統領は、「健康」「教育」「文化」、そして2015年12月に行われた第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)で採択された、パリ協定に批准する「環境」をテーマに掲げていると言及しています。これに伴いイル・ド・フランス(Ile-de-France)地域圏に新たに総延長200㎞の地下鉄網を建設中であることを強調しました。
組織委員会は今後、パリ地位圏の7つの候補地から一つを最終候補地として選ぶ予定です。現在までに大阪も誘致に積極的で、来春にもBIEに正式に立候補を表明する予定で、2018年11月に最終候補地が決定されます。
パリは、2024年の夏季オリンピック招致をめざしており、開催が決まれば100年ぶりに同地での開催となり、また2025年のパリ国際博覧会が決まれば1947年以来78年ぶり、9回目の開催となり、今後の盛り上がりがますます期待されます。
執筆:Daisuke