Dominiqueさんの関西珍道中(8)不安な気持ちと、温かく迎える気持ち

2015.10.22

数回に分けてお送りしている「Dominiqueさんの関西珍道中」。フランス人観光客Dominiqueさんの初めての日本旅行に同行し、彼が興味を持ったもの、驚いたもの、困ったことなどをお伝えしております。

 

バスがあるのかないのか分からず…

前回は大門まで見て回ったDominiqueさんですが、ここから町の中心地へバスで移動します。
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駅でもらったフランス語の地図と時刻表を確認しますが、これは外国人観光客には至難の業です。地図に書いてある時刻表は細かな表記がなく、またバス停の時刻表は日本語以外では書かれていません。さらに、夏時間とそれ以外ではバスの本数が違うのです。

僕たちのほかにも外国人が数人バスを待っていましたが、最終バスがすでに行ってしまったのか、それともまだあるのか誰も分からず混乱していました。さすがに僕も、「これは少し不親切だな。配慮が足りないな」と感じました。

あると分かってホッ

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バスがまだあることを知ってほっとしているDominiqueさん。写真で見る限り外はまだまだ明るいですが、大門からの最終バスはかなり早い時間帯で終わるので注意が必要です。

 

カフェがどこにあるのか分からず…

さて、バスで街の中心地まで戻ってきたDominiqueさんですが、歩き回って少し疲れたのでカフェを探すことに。しかここでさらなる試練が彼の前に立ちはだかります。

世界遺産とはいっても、もともと観光で栄えている街ではないので、レストランやカフェなどの数はあまり多くありません。しかもそのほとんどがかなり早い時間帯で閉まります。

この日もしかり。ほとんどの店がすでに閉まっています。そこでDominiqueさん、地元の人に聞いてみることに。

地元の人に尋ねます

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薬局に入って、覚えたての日本語で「カフェはありますか」と尋ねます。店主は一生懸命聞いてくれて、説明しようとしてくれますが、やはりなかなか通じません。

最初は僕のことも外国人観光客だと思っていたようですが、あまり困らせてはいけないので、ここで僕は日本人だと名乗り出ます。ほっとした様子の店主のおじさん(困らせてしまい、申し訳ありませんでした)、「このあたりはみんなこの時間には閉まってるからねえ…」。

残念ながらいい情報はいただけませんでしたが、とても親切に店の外まで一緒に出てきてくれました。そして「あっちの方へ行ってみたら、お茶屋がまだ開いてるかもしれないよ」と教えてくださいました。

言葉が通じないのはやはり不安

外国人観光客が日本で困る一番のことは、やはり言葉が通じないということですよね。文字や言葉が全く違う国へ旅行に行ったとき、本当に不安で孤独な気持ちになることがあります。今回Dominiqueさんの観光に同行して、僕自身そのことを再確認できたと思います。

暖かく迎える気持ちが大事

もちろん迎える側として英語やフランス語、その他の言語が話せるに越したことはありません。ですがたとえ言葉が通じなくても、今回のおじさんのように一生懸命伝えようとしてくれる方もいらっしゃいます。一番大切なのは温かく迎えようとする気持ちなんだな、と感じました。

おかげさまで、お茶屋さん発見!

さて、教えてもらった方向へしばらく歩いていると…

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ありました! 雰囲気のあるお茶屋さん。閉店間際にも関わらず、快く一息つかせていただけました。そして高野山名物の「やきもち」などをいただきました。とても美味しかったです。

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和歌山市へAllons-y !

さあ、一息ついてエネルギーも充填したところで、いざ和歌山市へ!!

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その前にちょっと一休み…

執筆 Daisuke

 

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