一緒に・共同で…“Co-”の増えてきた最近のフランス社会

2015.10.21
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フランス語で “co-” が名詞の前に付くと、「一緒に」という意味が加わります。avecという意味のラテン語cumから派生したもので、イタリア語では前置詞con(avecの意味)に残っています。

 

他の人と共有する

このco-のつく新しい単語を、最近フランスではよく耳にします。covoiturage というと、「乗り合い」という意味に。coworking というと「共用オフィス」の意味に。つまり、他の人と何かを一緒に使おうという動きが増えてきているのです。

乗り合いサービス

covoiturage サービスを提供するBlaBlaCar などは、その最たるもの。同じ場所へ行く人を安く同乗させることで、運転する人も乗せてもらう人も少しずつ得をするのに加え、排気ガスも少なくて済むのが利点です。

すでに多くのフランス人が利用していますから、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

BlaBlaCarBlaBlaCar

共用オフィス

coworkingのオフィスも増えてきました。スタートアップなど、一人あるいは少人数で企業を起こす人が、他の業種の人と知り合える共用オフィスを希望するケースが増えているためのようです。

共用できるオフィスを探せるこちらのようなサイトもありますし、時間決めで仕事にいそしめる空間、Anticafé なども生まれています。

en51-1Anticaféの様子

洗濯機の共有サイトも!

面白いところでは、洗濯機の共有サイト!もあります。確かにフランスでは学生などは洗濯機を持たず、週末に実家へ帰って洗濯をするか、近くのコインランドリーに通うのが常。でもコインランドリーがアパートから遠かったり、しばらく実家に帰れなかったりということもあります。

そんな時ご近所の洗濯機が賃借りできれば、気兼ねなく洗濯できて便利、というわけです。

家庭菜園も近所の料理も

また、アパート暮らしだけれど家庭菜園にあこがれる人には、使ってない庭の一部を賃貸してくれるサイトもあります。これなんか、日本の一坪農園に似ていますね。

家庭菜園家庭菜園

さらに、作りすぎた料理を売りたいときや、とても料理する元気はないけどひとりでレストランに行く気もしないときは、近所の料理を買えるシステムが便利でしょう。

 

「もったいない」の感覚で

小銭稼ぎ目的の利用も多いのかもしれませんが、「無駄を減らしたい」という感覚は、確かに社会全体に育ってきているように思います。

自分の損得とは関係なく「無駄」を「もったいない」と感じる人が増えなければ、「無駄」が減ることもないことを思うと、喜ばしい傾向と言えそうですね。

執筆:ゆき
執筆 ゆき

 

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