前回から数回に分けてお送りしている、Dominiqueさんの関西珍道中。フランス人観光客Dominiqueさんの初めての日本旅行に同行し、彼が興味を持ったもの、驚いたもの、困ったことなどをお伝えしています。
日本に来て困ったこととは?
今回は日本に来て困ったことを聞きました。
電車の切符の買い方が分からない
日本ではJR、地下鉄、私鉄でそれぞれ切符を購入しなければなりません。それが外国人観光客にとっては非常にややこしいそうです。 現在ではICカードなどが普及してきているので、一枚のカードで他社路線に乗ることも可能です。それでもやはり観光客が簡単に利用できるわけではないので、毎回切符を買うのは大変とのことです。 またヨーロッパでは、券売機でまず行先(方面)を選んでから指摘の金額を入れます。それに対し日本は、行先までの料金を確認してから切符を購入する、という方法。行きたい駅がどこに表示されているか分からなければ購入できないのも、旅行客には難しいそうです。
クレジットカードが使えない
少額でもカードでの買い物が一般的なフランスと違い、日本はまだまだ現金が主流です。
住所が全然分からない
フランスはすべての道に名前があり、道を挟んで片方が奇数番地、もう片方が偶数番地、と住所が分かりやすいです。それに比べ、大きな道路以外には道に名前がついていない、そしてはっきりと番地が明記されていない日本の住所は、どうやって見つければいいのかが分からないそうです。 確かにフランスでは、地図さえ見れば初めての場所でも大体たどり着けます。日本は初めての土地はナビがなければ、住所と地図だけではなかなかたどり着けませんね。 さあ、次回はいよいよ高野山へ向けて出発です。 執筆 Daisuke